最近、読者さんからこんな相談をもらって、正直「あーわかるわかる」ってなりました。
「毎朝起きるたびに、自分なにやってんだろって思う。仕事もそこそこ、恋愛もそこそこ、友達もそこそこ。でも何かが物足りなくて、なんかずっとイライラしてる。このままでいいのか、全然わからない」
これ、送ってきてくれたのは27歳の会社員の女性なんですけど、読んだ瞬間に「そうそう、この感覚ね」って共感しました。別に大きな不満があるわけじゃない。でもなんとなくモヤモヤして、気づいたら一日が終わってて、また明日も同じ繰り返しで、なんかイライラする。この「なんとなく」系のしんどさって、実は一番しつこいんですよね。
明確な理由があるイライラなら、原因を取り除けばいい。でも自分なにやってんだろという感覚って、何が原因なのかすらよくわからない。だから対処のしようがなくて、ただモヤモヤしながら毎日をやり過ごしてしまう。そしてまた夜、「今日も何も変わらなかった」って思いながら眠りにつく。そんなサイクルに入り込んでしまうと、本当に抜け出せない感じがしますよね。
今日はそんなモヤモヤを、ロジカル先輩と一緒に整理していきましょう。ロジカル先輩はIT企業で働く論理的な先輩で、感情の問題も仕組みとして捉えて解決策を考えてくれます。こういうタイプのもやもやは、感情で抱えようとするとしんどいので、少し論理的に分解してみるのが効果的です。
相談タイム
モヤ子:「先輩、聞いてもらっていいですか。最近ずっと、自分なにやってんだろって思うんです。仕事はこなしてるし、生活もできてるし、でもなんかイライラが止まらなくて」
ロジカル先輩:「うん、聞こう。そのイライラ、もう少し具体的にどんな場面で出てくる?」
モヤ子:「うーん、特に何かがあったわけじゃないんですよね。通勤してて、急に『あー自分、何やってんだろ』ってなったり。SNS見てたら、同期が昇進したって投稿してて、なんか虚しくなったり。夜、ベッドに入ってからも頭がグルグルして眠れないことも増えてきて」
ロジカル先輩:「なるほど。それは比較によるもやもやと、方向性のなさからくるイライラが混在してる状態だね。ちょっと整理してみようか。今のモヤ子に一番近いのはどれ?自分の現状に不満がある、将来が見えない、毎日が退屈、それとも全部?」
モヤ子:「全部かもしれないです。でも一番しんどいのは、何をしたいのかわからないことかな。やりたいことが見つからないのに、なんかもっと頑張らなきゃってプレッシャーだけあって。頑張れって自分に言い聞かせるんですけど、何に向かって頑張ればいいかわからないから、結局何もしないで終わっちゃうんです」
ロジカル先輩:「それは典型的な『目標なき焦り』の状態だよ。やるべきことがないのにエンジンだけかかってる感じ。そのエネルギーの行き場がないからイライラになる。しかも、やりたいことが見つからないことへの焦りが重なって、どんどん自己嫌悪に入っていく」
モヤ子:「そうです、まさにそれ。焦ってるのに何もできなくて、何もできない自分にまたイライラして、みたいなループになってます」
ロジカル先輩:「うん、そのループ、仕組みがわかれば抜け出せるよ。まず、イライラの正体を正確に把握することから始めよう。漠然としたイライラって実は、複数の感情が混ざり合ってることが多い。悔しさ、焦り、孤独感、退屈感、こういうものが一緒になって『なんかイライラ』になってる」
モヤ子:「確かに、なんかよくわからないイライラって感じです。怒ってるわけでも悲しいわけでもないけど、なんかムズムズする」
ロジカル先輩:「そのムズムズ、実は悪くない感情なんだよ。それって本来なら行動エネルギーになるはずのもの。うまく使えれば変化のきっかけになる。問題は、そのエネルギーを外に出す出口がないことなんだ」
モヤ子:「出口、か。どうやって作ればいいんですか」
ロジカル先輩:「いくつかアプローチがあるから、順番に話していこう。まず最初に大事なことを言うね。今感じてる『自分なにやってんだろ』って感覚、それは自己否定じゃなくて、成長サインだって考えてほしい」
モヤ子:「成長サイン?でも毎日イライラしてるのが成長とは思えないですよ。むしろ停滞してる感じがするんで」
ロジカル先輩:「今の現状に満足してないってことは、今の自分よりもっとよくなれると体が知ってるってことだよ。本当に何も感じなくなった時の方が危険で、なんかイライラするってことは、まだ変わろうとする力がある証拠だと思っていい。停滞してる感じがするのは、変化しようとしてるのに出口が見えてないからなんだ」
モヤ子:「そう言われると、少し楽になるかも。じゃあそのイライラをどう使えばいいんですか」
ロジカル先輩:「具体的な方法を話していこうか。まず一つ目から」
モヤ子:「はい、教えてください」
ロジカル先輩:「まず最初にやってほしいのが、イライラの分解作業だよ。紙でもスマホのメモでもいいから、今何に対してイライラしてるのかを書き出してみる。できるだけ具体的に、なんとなくとかなんかっていう言葉を使わずに書く」
モヤ子:「書き出すだけで変わるんですか?」
ロジカル先輩:「変わるよ。正体がわからないものほど怖く感じるから、名前をつけてあげるだけで『あ、これか』って少し落ち着ける。しかも書き出してみると、意外と問題が整理されてくることが多い」
モヤ子:「確かに、頭の中でぐるぐる考えてると余計しんどくなる気がします」
ロジカル先輩:「そう。頭の中に入れたままにすると、同じことを何度も考えちゃうからね。外に出すことで、一回考えたことが確認できて、同じループを繰り返しにくくなる。次に、現在地の確認をやってほしい」
モヤ子:「現在地の確認、とは?」
ロジカル先輩:「今の自分がどこにいるのかを把握する作業だよ。毎日こなすだけで精いっぱいで、自分が何を積み上げてきたのかが見えなくなると、自分なにやってんだろになりやすい。だから今持っているスキル、経験、人間関係を簡単にリストアップしてみて」
モヤ子:「書き出してみても、たいしたことないって思いそうで怖いですけど」
ロジカル先輩:「それでもいい。大事なのは今の自分の座標を知ること。見てもピンとこない場合、それはそれで正直な現状として受け止めればいい。現在地がわかれば、どこに向かうかも考えやすくなる」
モヤ子:「なるほど。じゃあ次のアプローチは何ですか」
ロジカル先輩:「小さい行動を一つ増やすこと。大きな目標を設定しようとすると逆効果になることがあって、何かを変えなきゃっていうプレッシャーがまたイライラを生む。だから最初はすごく小さいことで十分」
モヤ子:「小さいって、どのくらい小さくていいんですか」
ロジカル先輩:「今日行ったことない喫茶店に入ってみる、くらいでいい。気になってた本を図書館で借りる、少し早起きして外を歩く、そのレベル。変化の摩擦を下げることが目的だから」
モヤ子:「変化の摩擦を下げる、か。確かに大きく変えようとしてハードルが上がって、結局何もしないってパターンに入りがちです」
ロジカル先輩:「そう、まさにそのパターン。摩擦を下げれば始めやすくなって、小さい変化の積み重ねがいつか大きな変化につながっていく。最後にもう一つ、比較の軸を変えることをやってほしい」
モヤ子:「比較の軸を変える?どういうことですか」
ロジカル先輩:「SNSで同期の活躍を見てイライラするとか、他人との比較が原因のイライラって多いんだよ。これは比較の軸を変えることで楽になれる。他人と今の自分じゃなく、一年前の自分と今の自分を比べてみて」
モヤ子:「一年前か。確かにそっちの方が、少し変化が見えるかもしれないですね」
ロジカル先輩:「それでも変わってないって感じるなら、それは変化が必要なサイン。焦りじゃなくて情報として受け取ればいい。変わってないとわかった時が、変わるきっかけのスタートラインだから」
モヤ子:「なんか、すごくスッキリしてきました。ありがとうございます先輩」
ロジカル先輩:「いや、一つ最後に付け加えると、完璧なタイミングを待ち続けないことも大事だよ。やりたいことが見つかってから動こう、準備が整ってから始めようって思ってると、結果的に何もしないまま時間が過ぎる」
モヤ子:「あー、それ完全に私のパターンです。もうちょっと余裕ができたらって思ってる間に一年過ぎたりしてます」
ロジカル先輩:「完璧なタイミングは来ないことが多い。だから今の自分でできる一番小さいことをやり始める。動くと見えてくるものがあるから、止まったままでは見えないものも、動くと見えてくる」
解決策
ロジカル先輩との会話を通じて見えてきた、自分なにやってんだろとイライラする毎日から抜け出すための具体的な方法をまとめます。
最初にやってほしいのが、イライラの分解作業です。漠然とした「なんかイライラ」を放置すると、ずっとそのまま頭の中でくすぶり続けます。だから一度、紙でもスマホのメモでもいいので、今何に対してイライラしているのかを書き出してみてください。
書き出す時のコツは、できるだけ具体的にすることです。「なんとなく」「なんか」をできるだけ排除して、「同期のSNS投稿を見て自分と比べてしまったこと」とか「今日も特に達成感なく終わったこと」とか、できる限り具体的な言葉にしてみる。そうすると、自分が何に反応してるのかが見えてきます。
このイライラの分解をするだけで、漠然とした不安感がかなり軽くなります。なぜかというと、正体がわからないものほど怖く感じるから。名前をつけてあげると、不思議と「あ、これか」って少し落ち着けるんです。また頭の中で同じことを何度もぐるぐる考え続けるループも、書き出すことで止まりやすくなります。実際、書き出してみたら意外と問題が少なかったという感想を持つ人も多いです。
次にやってほしいのが、現在地の確認です。自分なにやってんだろと感じる時って、今の自分がどこにいるのかが見えなくなってる状態が多いです。毎日こなすだけで精いっぱいで、自分が何を積み上げてきたのかが見えなくなる。
これを解消するために、今持っているスキル、経験、人間関係を簡単にリストアップしてみてください。仕事で身についたこと、乗り越えた経験、信頼してる人たち、こういうものを書いてみると「あ、意外と自分やってきたじゃん」って気づけることがあります。
もちろん、見てもピンとこない場合もあります。それはそれで正直な現状として受け止めていい。大事なのは今の自分の座標を知ること。現在地がわかれば、どこに向かうかも考えやすくなります。自分なにやってんだろという感覚は、地図を持たずに歩いている状態に近い。まず今どこにいるかを確認することが出発点です。
三つ目は、小さい行動を一つ増やすことです。やりたいことが見つからないからといって、大きな目標を設定しようとすると逆効果になることがあります。何かを変えなきゃというプレッシャーがまたイライラを生むから。だから最初はすごく小さいことで十分です。
たとえば、今まで行ったことない喫茶店に一人で行く。気になってた本を図書館で借りてみる。少し早起きして外を歩いてみる。こういった小さな「今日初めてのこと」を一つ入れるだけで、毎日の流れが少し変わり始めます。これを「変化の摩擦を下げる」考え方で実践することが大事です。
大きな変化を起こそうとすると摩擦が大きくてしんどい。でも小さい変化なら摩擦が少ないから始めやすい。始めやすいから続けられる。そしてその積み重ねがいつか大きな変化につながっていく。よく「やりたいことが見つからない」という人がいますが、やりたいことは探して見つけるものではなく、動いている中で育っていくものです。まず低い基準で動き始めることが最初の一歩になります。
四つ目は、比較の軸を変えることです。SNSで同期の活躍を見てイライラするとか、友達が先に結婚したとか昇進したとか、他人との比較がイライラの大きな原因になってる場合があります。このタイプのイライラは、比較の軸をずらすことで楽になれます。
他人と今の自分を比べるのではなく、一年前の自分と今の自分を比べてみてください。去年の今頃、自分は何ができなかったか。今できるようになったことは何か。一年単位で見ると、案外変化していることに気づきます。
それでも「一年前と変わってないかも」って感じるなら、それは変化が必要なサインです。焦りじゃなくて、情報として受け取ってください。変わってないってわかった時が、変わるきっかけのスタートラインです。SNSの他人の投稿は、その人の最高の瞬間だけが切り取られていて、しんどい日常は映ってません。比べるなら、昨日の自分と今日の自分にしましょう。
ロジカル先輩が最後に言っていたのが「完璧なタイミングを待たない」ということです。やりたいことが見つかったら動こう、準備が整ったら始めよう、もう少し余裕ができたら考えよう、こういう思考パターンに入ってしまうと、結果的に何もしないまま時間が過ぎます。
完璧なタイミングは来ないことが多い。だから「今の自分でできる、一番小さいこと」をやり始めることが大事です。動き始めると、次第に方向が見えてきます。止まったままでは見えないものが、動くと見えてくる。行動が先で気持ちがついてくるケースはとても多く、「やる気が出たら始めよう」ではなく「始めたらやる気が出てくる」と考えた方が現実的です。
また、イライラが続く時は体のケアも欠かせません。睡眠不足や食事の乱れ、運動不足があると感情の調節機能が下がって、些細なことでイライラしやすくなります。自分なにやってんだろという感覚の一部は、単純に疲れてるだけの場合もある。まず体を整えることを後回しにしないでください。よく眠れてるか、ご飯ちゃんと食べてるか、少し体を動かせてるか、このあたりをチェックしてみてください。体の状態を整えるだけで、頭の中のモヤモヤが晴れることは珍しくありません。
まとめ
相談を通じて、ロジカル先輩がこんな言葉でまとめてくれました。
「自分なにやってんだろって感覚は、今の自分への不満じゃなくて、変わりたいというシグナルだよ。そのエネルギーを正しく使えれば、ちゃんと変化できる。まず正体を見極めて、現在地を確認して、小さく動いて、比較の軸をずらす。この四つを意識するだけで、毎日の質感がじわじわ変わってくるから」
モヤ子も最終的に「なんかちょっとだけ、前向きになれた気がします」と言っていました。自分なにやってんだろというイライラは、出口の見つかってないエネルギーの状態です。そのエネルギー自体は、変化の燃料になれるものです。問題は向かう方向と出口がないだけで、あなたの中にある焦りや違和感は、まだ諦めていないことの証拠でもあります。
ちなみに、毎日のイライラや焦りが続くなら、生きてる意味がわからない時の気持ちの整え方という記事も参考になると思います。根っこが似た悩みを別角度から掘り下げているので、合わせて読んでみてください。
また、思考を整理したい時は思考整理できない時にスッキリまとめる方法もおすすめです。頭の中がごちゃごちゃしてる時に整理する具体的な手順を紹介しています。
感情のコントロールについては、厚生労働省のこころの健康づくりサイトでもセルフケアの基本的な考え方が整理されているので、参考にしてみてください。
自分なにやってんだろとイライラしてる今のあなたは、まだ諦めていない。それだけはちゃんと自信を持っていいと思います。
よくある質問
Q. 自分なにやってんだろという感覚はいつまで続くのでしょうか。
A. 個人差がありますが、行動を変えずにいると長引く傾向があります。なにやってんだろという感覚は現状への違和感が原因のことが多く、現状に変化がない限り繰り返されます。まずは今日できる小さなことを一つ変えてみることで、感覚が変わり始めることがあります。焦らず、一歩ずつ動いてみてください。完璧に変わろうとしなくて大丈夫です。少し変わるだけでもイライラの質感は変わっていきます。
Q. やりたいことが見つからないのに焦りだけがある状態はどうすればいいですか。
A. やりたいことは探して見つかるものではなく、動いている中で見えてくるものです。まず「これが好きかもしれない」くらいの低い基準で行動してみることをおすすめします。大きな情熱がなくてもいい。少し気になる、なんとなく試してみたい、そのくらいの感覚で始めた行動が、やがてやりたいことに育っていくことがあります。完璧なビジョンを待つより、小さく動くことが先です。やりたいことが見つかってから動くのではなく、動き始めながら見つけるというイメージで考えてみてください。
Q. 毎日イライラしてしまい、人間関係にも影響が出ています。どうしたらいいですか。
A. イライラが人間関係に影響している場合、まず自分の感情の状態を自覚することが大切です。今自分がイライラしていると気づいた時は、少し距離を置く、深呼吸をする、一人の時間を作るなどで感情を落ち着かせてから関わるようにしてみてください。また、自分なにやってんだろという感覚が続くと精神的な余裕がなくなります。体を休める、睡眠を確保する、小さな達成感を積み上げる、こういった地道な積み重ねが感情の安定につながっていきます。人間関係のトラブルは、自分の余裕のなさが原因であることも多いので、まず自分の状態を整えることを優先してみてください。
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