最近、読者さんからこんな相談をもらって、すごく心に刺さったんです。
「結婚式を挙げない彼氏にモヤモヤしてます。付き合って3年、そろそろ結婚の話が出てきたんですが、彼がずっと『結婚式はしたくない』って言うんです。お金の問題とか、恥ずかしいとか色々言うんですが、私はウェディングドレスを着てみんなに祝福されたい気持ちがあって。これって我慢しないといけないんでしょうか」
結婚式を挙げない彼氏にモヤモヤする気持ち、すごくよくわかります。自分の夢が、大切な人に否定された感じ。小さい頃から思い描いていた「その日」が、話し合いの前に消えていくような感覚。それは正直につらいですよね。
しかもこの問題、簡単には解決しません。「じゃあやろうよ」「いやだよ」の水掛け論になってしまって、話し合いのたびに二人の関係がぎこちなくなっていく。そのループを繰り返している人も、きっと少なくないはず。
大切なのは、「なぜ自分は式を挙げたいのか」「なぜ相手は式を挙げたくないのか」を、お互いがちゃんと理解することです。表面的な「やる・やらない」の議論ではなく、その背景にある気持ちや価値観を整理することが、解決への第一歩になります。
また、「結婚式を挙げない彼氏」イコール「あなたの気持ちを大切にしない彼氏」ではありません。式に対する価値観が違うだけで、あなたを大切に思う気持ちは本物かもしれない。この区別をしっかりつけることが、冷静な話し合いのベースになります。
今日は、そんなモヤ子がIT企業の先輩であるロジカル先輩に相談する話をします。ロジカル先輩は感情ではなく論理と仕組みで問題を解決するタイプ。結婚式を挙げない彼氏へのアプローチも、彼らしく理屈から組み立ててくれます。
気持ちだけでぶつかり合っても解決しない問題は、一度論理で整理してみると意外と前が開けることがあります。結婚式を挙げない彼氏との問題も、同じです。ぜひ最後まで読んでみてください。
相談タイム
モヤ子:『ロジカル先輩、相談があるんですが。結婚式を挙げない彼氏なんですけど、どうしたらいいんでしょう。私は式を挙げたいのに、彼は絶対嫌だって言って』
ロジカル先輩:『なるほど。まず整理しよう。「結婚式を挙げたい」という気持ちの中身、もう少し分解できる?』
モヤ子:『分解……?』
ロジカル先輩:『たとえば、ウェディングドレスを着たい、家族や友達に祝福してもらいたい、写真や映像として記念に残したい、相手に対して「この人と決めた」という決意を表明したい。この中でどれが一番大事?』
モヤ子:『えっと……全部大事ですけど、一番は「みんなに祝福してもらいたい」かな。家族とか、仲のいい友達に、二人でいる姿を見てほしいというか』
ロジカル先輩:『ありがとう。じゃあ次。彼氏が「結婚式を挙げない」と言っている理由は?具体的にどんなことを言ってる?』
モヤ子:『お金がかかるとか、人前に立つのが恥ずかしいとか、準備が大変そうとか、色々言ってます』
ロジカル先輩:『その中で、どれが一番本音だと思う?』
モヤ子:『うーん…たぶん、人前に立つのが嫌なのが一番大きいと思います。もともと人見知りだし、スピーチとかすごく嫌いな人なので』
ロジカル先輩:『なるほど。つまり「結婚式を挙げない彼氏」の本音は、「衆目の前で注目されることへの強い抵抗」かもしれないわけだ』
モヤ子:『そう言われると、そうかも。人前で注目されるのが嫌いというか、スポットライトを浴びる場所全般が苦手な人なんですよね』
ロジカル先輩:『それは重要な情報だね。「結婚式が嫌」ではなく「注目される場が苦手」なんだとしたら、「注目される要素を減らした式の形」という解決策が見えてくる』
モヤ子:『注目される要素を減らした式…』
ロジカル先輩:『だとしたら、「結婚式」そのものを争点にしていても解決しない。本当の問題は「どんな形なら彼は参加できるか」だよ。たとえば、家族と親しい友人だけの少人数の食事会スタイルなら、彼は参加できると思う?』
モヤ子:『それなら……もしかしたら大丈夫かも。大勢の前に立つより、身内だけのほうが彼も楽そう』
ロジカル先輩:『そこが妥協点のヒントになる。君が「みんなに祝福してもらいたい」というニーズを満たしつつ、彼が「人前で注目されたくない」という恐れを最小化できる形を設計すればいい』
モヤ子:『設計……なるほど。でも、彼に「結婚式は嫌だ」って言われた時、なんか頭ごなしに夢を否定された気持ちになって、つい感情的になってしまうんですよね』
ロジカル先輩:『それは当然だよ。感情は大切な情報だからね。でも感情的になったまま議論すると、どうしても「やる・やらない」のゼロかヒャクかの話になりやすい。まず自分の気持ちを整理してから、論点を絞って話し合うほうがうまくいく』
モヤ子:『論点を絞る、か』
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ロジカル先輩:『そう。たとえば「式を挙げてほしい」ではなく「家族に二人でいる姿を見せたい」という形で伝える。目的を共有すると、「じゃあその目的を達成できる別の方法があるかも」という話し合いになりやすい』
モヤ子:『確かに、「式を挙げてほしい」って言うと彼はすぐ「嫌だ」ってなるけど、「家族に会わせたい」って言えば別の話になりそう』
ロジカル先輩:『あと一つ聞いていい?結婚式を挙げない彼氏に対してモヤモヤしてるのは、式への気持ちだけじゃなくて、「自分の気持ちを大切にしてもらえていない」という不満も混ざってない?』
モヤ子:『……そうかも。「どうせ君の意見は通らない」みたいな気持ちが少しある気がします』
ロジカル先輩:『それは大事な気持ちだよ。式の話をする前に、「私のこういう気持ちをちゃんと聞いてほしい」という前置きをして、まず彼に気持ちを受け取ってもらうことから始めるといいかもしれない』
モヤ子:『気持ちを受け取ってもらう、か。それができたら、結婚式の話もちゃんとできそうな気がします』
ロジカル先輩:『うん。解決策を話し合う前に、まずお互いの気持ちを正確に理解し合う段階が必要だね。それができれば、式の形について妥協点を見つけやすくなる』
モヤ子:『なんか整理されてきました。頭の中がゴチャゴチャしてたのが、少しスッキリした気がする』
ロジカル先輩:『感情の問題は、情報を整理すると扱いやすくなることが多い。「結婚式を挙げない彼氏にモヤモヤ」という問題も、分解してみると「どんな形の式なら二人が納得できるか」という設計の問題になる』
モヤ子:『設計の問題!なんかそう言われると解決できそうな気がしてきました』
ロジカル先輩:『解決できるよ。大事なのは、お互いを攻撃しあうんじゃなくて、二人で一緒に問題を解くスタンスに切り替えること。「彼vs私」じゃなくて「私たちvs問題」というフレームで考えてみて』
モヤ子:『「私たちvs問題」か。それ、すごく大事なことですね』
ロジカル先輩:『結婚は長い共同作業のスタートだから、最初のこの問題をどう解くかは、その後の二人の問題解決スタイルを作るいい練習になると思う』
モヤ子:『あと一つ聞いてもいいですか。周りの友達がどんどん式を挙げてるのを見ると、余計に焦ってしまうんですが』
ロジカル先輩:『それは外部からのノイズだね。結婚式を挙げない彼氏の問題を考える時に、他人の式を参照するのはあまり有効じゃない。君と彼の問題は、君と彼が解決するしかないから』
モヤ子:『確かに、他の人がどうこうじゃないですよね。でも、「普通は式を挙げるものでしょ」って気持ちが出てくるんですよね』
ロジカル先輩:『「普通」という概念は、問題解決においてはあまり役に立たない。君が本当に求めているものは何かを基準にして、それを達成できる方法を探すほうが建設的だよ』
モヤ子:『そうですね。「普通」じゃなくて「私が本当に求めているもの」を基準に考えるか』
ロジカル先輩:『そう。そして彼が求めているもの(安心して参加できる形)と、君が求めているもの(大切な人に見守られること)の両方が叶う形を設計する。それが二人にとっての正解になる』
モヤ子:『そう言われると、この話し合いを大切にしたいって気持ちになってきた。ありがとうございます』
ロジカル先輩:『一つだけアドバイスを追加すると、話し合いの場所と時間もちゃんと設定してみて。「今ちょっといい?」じゃなくて、「今週末の夜、二人でゆっくり話したいんだけど、時間とれる?」と事前にアポをとる形にすると、彼も心の準備ができるから』
モヤ子:『なるほど!アポをとるんですね。確かに急に話しかけると彼もびっくりしちゃうかも』
ロジカル先輩:『そう。重要な話し合いは、準備期間があるほうがお互い冷静に臨める。結婚式を挙げない彼氏との話し合いも、しっかりアポをとって、穏やかな状態で始めるのがベストだよ』
解決策
結婚式を挙げない彼氏にモヤモヤしている時は、「やる・やらない」の議論をやめて、「どんな形なら二人が納得できるか」を一緒に設計することが大切です。ロジカル先輩が整理してくれたように、問題を分解し、お互いのニーズを理解することから始めましょう。4つの具体的な方法を紹介します。
自分が「式」に求めていることを書き出す
結婚式を挙げない彼氏に伝える前に、まず自分が「結婚式に何を求めているか」を明確にする必要があります。「式を挙げたい」という気持ちの中には、様々な要素が混ざっていることが多いからです。
紙に書き出してみましょう。ウェディングドレスを着たい、家族や友人に見守られたい、二人の誓いを公にしたい、思い出として記録に残したい、その日を特別なものにしたい……どれが一番大切ですか?
書き出すことで、自分が本当に求めているものが見えてきます。たとえば「みんなに祝福されたい」が一番なら、大規模な結婚式でなくても、少人数の食事会でも叶えられるかもしれません。結婚式を挙げない彼氏との話し合いをする前に、この作業を先にしておくと、議論が具体的になります。
彼氏の「嫌な理由」を丁寧に聞く
結婚式を挙げない彼氏の「嫌だ」という気持ちにも、様々な背景があります。お金の問題なのか、人前に立つことへの恐れなのか、準備の大変さへの不安なのか、そもそも式の価値観が違うのか。その原因によって、解決策はまったく変わってきます。
「なんで嫌なの?」と責める形ではなく、「どんな式なら参加できると思う?」という形で聞いてみましょう。可能性を探る形で質問すると、相手も防御体勢をとらずに話してくれやすくなります。
結婚式を挙げない彼氏の多くは、「式そのもの」が嫌いなのではなく、式に付随する「特定の要素」が嫌いなことが多いです。スピーチが嫌、人前で泣くのが恥ずかしい、大勢の視線が苦手……そういう具体的な嫌が分かれば、それを回避する形を一緒に設計できます。
「なんで式が嫌なの?」という問いより「どんな形だったら参加できると思う?」という形で聞くと、彼も答えやすくなります。責める質問ではなく、可能性を探る質問に変えることで、話し合いの雰囲気が大きく変わります。
ゼクシィ「結婚式スタイル診断」などのサービスで二人でイメージを共有するのも有効です。結婚式を挙げない彼氏であっても、さまざまなスタイルを実際に見ると「これなら参加できそう」と思うものが見つかることがあります。
「二人とも納得できる形」を一緒に探す
結婚式を挙げない彼氏と話し合う時、最初から「式を挙げるかどうか」を決めようとすると対立しやすいです。代わりに「結婚を記念するために、二人が心地よくできる形は何か」という問いを立ててみてください。
選択肢はたくさんあります。親族のみの小さな式、食事会スタイルの披露宴、フォトウェディングのみ、二人だけの海外挙式、結婚記念日に二人だけの食事……どれも「式を挙げない」でも「なんとなく済ます」でもない、新しい形です。
たとえば「15名以下の少人数式」という形は、結婚式を挙げない彼氏でも受け入れやすいケースがあります。大勢の前でのスピーチもなく、大きな会場のプレッシャーもなく、それでも大切な人たちに囲まれて誓いを立てられる。こういうハイブリッドな選択肢を二人で調べてみることが、話し合いを前進させるきっかけになることがあります。
大切なのは「彼氏に折れさせる」ことではなく、「二人とも納得できる形を作ること」です。どちらかが我慢するだけの結果では、その後も似たようなモヤモヤが続きます。この話し合い自体を「二人の問題解決能力のテスト」だと思って、丁寧に向き合ってみてください。結婚について迷ったら、お金か愛か結婚の選択で後悔しない考え方も参考にしてみてください。
「気持ちを聞いてほしい」を先に伝える
結婚式を挙げない彼氏との話し合いでつまずくパターンの一つが、最初から「式を挙げてほしい」という要求から入ってしまうことです。要求から入ると、相手は「また言われた」「また責められた」という気持ちになりやすく、防御的になってしまいます。そうなると議論は平行線のままです。
代わりに「今日はちょっと私の気持ちを聞いてほしいんだけど、いい?」という形で始めてみてください。そして「結婚式に対して、こういう気持ちがある。これが大切な理由は…」と、自分の気持ちを丁寧に説明します。
「聞いてもらう」ことができれば、彼も自分の気持ちを話しやすくなります。結婚式を挙げない彼氏との溝を埋めるのは、結論を急ぐことよりも、まず「お互いの気持ちが伝わった状態」を作ることです。「気持ちを聞いてもらえた」という経験が、二人の信頼を深める基盤になります。
結婚式を挙げない彼氏との話し合いは、二人の価値観を深く知り合う貴重な機会でもあります。だから、決裂を恐れずに、丁寧に対話を重ねてみてください。そのプロセス自体が、二人の関係を育てていきます。そのため、今日から少しずつ話し合いを始めてみましょう。
まとめ
ロジカル先輩が言っていたように、結婚式を挙げない彼氏との問題は「やる・やらない」の争いをやめて、「どんな形なら二人が納得できるか」という問いに変えることが大切です。
あなたが「式を挙げたい」という気持ちは、決して贅沢なわがままではありません。大切な人たちに見守られながら、一番好きな人と誓いを立てたいという気持ちは、とても自然で正直な願いです。
でも、結婚式を挙げない彼氏にも、彼なりの理由があります。その理由を丁寧に聞き、お互いのニーズを理解し合った上で、二人にとってベストな形を作っていく。そのプロセス自体が、これからの長い結婚生活の始まりになります。
ロジカル先輩が教えてくれたように、問題は「やる・やらない」ではなく「どんな形なら二人が納得できるか」という設計の問題です。その設計を二人で一緒に考えること自体が、パートナーとしての信頼関係を深めることにつながります。結婚式を挙げない彼氏との話し合いを丁寧に重ねることで、二人の絆はより深くなります。
結婚式を挙げない彼氏にモヤモヤしている今が、二人の関係をより深く理解するチャンスでもあります。焦らず、着実に、丁寧に、対話を続けてみてください。きっと答えは必ず見つかります。二人でしっかり話し合えるなら、必ず良い形にできます。結婚式を挙げない彼氏との今の話し合いが、これからの長い人生を二人で共に歩む、大切な第一歩になります。
結婚式を挙げない彼氏との問題も、対話を積み重ねることで必ず前に進めます。だから、今日「ちょっと話してもいい?」という一言を彼に伝えてみてください。
よくある質問
Q. 結婚式を挙げない彼氏の説得はどうすればいいですか?
A. 「説得する」というスタンスよりも、「一緒に二人に合う形を考える」というスタンスで臨むことをおすすめします。まず自分が式に求めるものを明確にして、次に彼が何を嫌がっているかを丁寧に聞く。そうすると「完全な式は無理だけど、少人数の食事会なら」という妥協点が見つかることが多いです。感情的な議論ではなく、お互いのニーズを整理することが説得の近道です。
Q. 結婚式を挙げない彼氏と結婚して後悔しないか不安です。
A. 式の形よりも、「二人が対話できるか」が大切です。結婚式を挙げない彼氏でも、気持ちを伝えた時にちゃんと向き合ってくれるなら、それは誠実な人です。逆に、どんな話し合いも「嫌だ」の一言で終わらせる場合は、式の話以前に関係性の問題を考える必要があるかもしれません。
Q. フォトウェディングだけでは物足りない気持ちがあります。
A. フォトウェディングは「写真と衣装」という部分を叶えてくれますが、「みんなに祝福してもらう」という部分は叶えにくいですね。フォトウェディング+身内だけの食事会、という組み合わせを提案してみてはどうでしょうか。結婚式を挙げない彼氏にとっても小さな食事会であれば参加しやすく、あなたの「みんなに見てもらいたい」という気持ちも一定程度叶えられます。まずは「フォト+食事会」というプランを二人で調べてみることから始めてみてください。
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