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結婚の決め手がわからなくて、何年も足踏みしていませんか。好きなのに「この人でいい」と言い切れない。そんな迷いに、今日は一緒に向き合っていきたいと思います。
付き合いは順調。相手も悪い人じゃない。だけど結婚となると、急に足がすくむ。胸の奥で「本当にこの人?」という声が、ずっと消えてくれないのです。
わたしはモヤ子。28歳のOLで、手取りは20万円ほど。恋愛も将来も、人並みに悩みながら生きています。今まさに、結婚の決め手がわからず立ち止まっている一人です。
周りはどんどん結婚していきます。だからこそ「決めなきゃ」と焦る。でも焦るほど、わからなくなる。この記事では、その正体をほどいていきます。
結婚の決め手を探して、ネットの記事を読みあさったこともあります。でも、読むほど不安になりました。「これがなきゃダメ」という条件が、どんどん増えていったからです。
そのうち、彼の足りない部分ばかりが目につくようになりました。年収、身長、性格、将来性。数えればきりがありません。
でも、本当にそれでいいのでしょうか。条件を全部満たす人なんて、たぶんどこにもいません。だとしたら、わたしは何を見て決めればいいのか。
ひとりで抱えていると、答えはなかなか出ません。だから今回も、頼れる人たちに相談してみることにしました。
相談タイム
まず、わたしの中にある正直な気持ちを言葉にしてみます。聞いてくれるのは、いつも現実的なオカンです。
モヤ子「オカン、聞いてほしいことがあって…」
オカン「あんたなぁ、また深刻な顔して。ええよ、座り。お茶でも飲み」
モヤ子「付き合って3年の彼がいるの。優しいし、ケンカもほとんどしない」
オカン「ええ話やん。それでなんで眉間にシワ寄ってんの」
モヤ子「結婚しようかって話になってて。でも、結婚の決め手がわからなくて踏み切れないの」
オカン「ふーん。嫌いなん?」
モヤ子「嫌いじゃない。むしろ好き。でも『この人だ!』って確信がないの」
オカン「あんた、その確信ってやつ、どこで手に入ると思てんの」
モヤ子「えっ…運命の出会いみたいな?」
オカン「出たわ、運命。あんたなぁ、それ待ってたら一生決まらんで」
モヤ子「やっぱりそうなのかな」
オカン「運命の人が向こうから歩いてくる。そんなん漫画の世界やで」
モヤ子「でも、ドラマとかだとビビッときたりするじゃない」
オカン「あれは作り話や。現実はもっと地味やねん」
モヤ子「地味…」
オカン「毎日ごはん食べて、洗濯して、たまにケンカして。それが結婚や」
モヤ子「ドラマチックな瞬間を待ってたら、来ないってこと?」
オカン「来ぇへん。だから、自分で決めるしかないんや」
好きだけど踏み切れない、その気持ちの正体
オカン「好きやのに踏み切れへん。それ自体は普通のことや」
モヤ子「普通なの?わたしだけかと思ってた」
オカン「みんなそうや。結婚は『好き』だけで動くもんちゃうからな」
モヤ子「好きだけじゃダメってこと?」
オカン「ダメちゃう。けど、好きは入り口や。中身は別にある」
モヤ子「中身…」
オカン「一緒に暮らして、お金回して、しんどい時に支え合う。その全部や」
モヤ子「そう考えると、好きって感情はその一部でしかないんだね」
オカン「そうそう。せやから『好きやのに迷う』のは、頭がちゃんと働いてる証拠やで」
モヤ子「迷うのが悪いことじゃないんだ」
オカン「悪いどころか、まじめに考えてる人ほど迷う。知らんけど」
モヤ子「軽く考えてる人は、サクッと決めちゃうもんね」
オカン「そうや。あんたが迷うのは、相手を大事にしたいからや」
モヤ子「大事にしたいから、慎重になってる…」
オカン「そういうこっちゃ。だから、迷い自体を責めんでええ」
少し気持ちが軽くなりました。でも、肝心の「どう決めるか」はまだ霧の中です。次は、視点を変えて考えてくれる人にも聞いてみます。
みんなはどうやって決めているの?
結婚の決め手は、人によってバラバラです。だからこそ、データの面からも考えてみたくなりました。論理的なロジカル先輩に声をかけます。
モヤ子「先輩、みんな結婚の決め手ってどうやって持つんでしょう」
ロジカル先輩「いい問いだね。データで見ると、面白い傾向があるよ」
モヤ子「教えてください」
ロジカル先輩「内閣府の調査では、結婚の利点として『精神的な安らぎの場が得られる』が上位に来る。内閣府の少子化社会対策に関する調査を見ると傾向がわかる」
モヤ子「ドキドキじゃなくて、安らぎなんですね」
ロジカル先輩「そう。構造的に言うと、長続きする関係は刺激より安定で選ばれている」
モヤ子「つまり、ときめきが薄れたから迷う、わけじゃない?」
ロジカル先輩「そういうこと。ときめきは時間とともに減衰する。それが正常値だ」
モヤ子「じゃあ何を基準にすれば…」
ロジカル先輩「減るものより、増えるものを見るといい。信頼や安心感は積み上がる」
モヤ子「なるほど。減点じゃなくて、加点で見るんですね」
ロジカル先輩「その通り。後半でその話を詳しくしよう」
モヤ子「先輩でも、結婚を決める時って迷いました?」
ロジカル先輩「もちろん。誰でも迷う。迷わない人の方が珍しい」
モヤ子「ちょっと安心しました」
ロジカル先輩「迷いを消そうとしないこと。迷いと付き合いながら決めるんだ」
モヤ子「迷いをゼロにしてから決めようとしてました…」
ロジカル先輩「それだと永遠に決まらない。迷いは残ったままでいい」
結婚の決め手がわからない時の考え方
みんなの話を整理すると、迷いには理由があり、ほどき方もあるとわかってきました。ここからは、わたしが実際に試してみた4つの考え方を紹介します。
決め手を運命に求めない
占い師さんにも視てもらいたくなりました。スピリチュアルな視点も、ヒントになる気がしたからです。
モヤ子「占い師さん、運命の人って、本当にいるんでしょうか」
占い師「ふふ…視えてきましたよ。あなたは『運命』に答えを預けすぎている」
モヤ子「預けすぎ?」
占い師「運命とは、出会った瞬間に決まるものではありません」
モヤ子「じゃあ、いつ決まるんですか」
占い師「選び、育てた後に、振り返って『運命だった』とわかるのです」
モヤ子「順番が逆だと思ってました…」
占い師「多くの人がそうです。最初に完璧な確信を求める。でも、それは幻」
運命を「最初にある確信」だと思うと、一生決まりません。なぜなら、その確信は最初には存在しないからです。
占い師「確信は、二人で時間をかけて作るもの。だから今、迷っていて当然なのです」
モヤ子「迷ってる今が、スタート地点ってことですか」
占い師「そう。運命を待つのをやめた時、あなたは選べるようになります」
モヤ子「待つのをやめる…なんだか怖いです」
占い師「怖くて当然。選ぶとは、ほかの可能性を手放すことだから」
モヤ子「もっといい人がいるかも、って思っちゃうんです」
占い師「その『もっと』を追い続ける限り、心は満たされません」
モヤ子「キリがないってことですか」
占い師「ええ。上を見ればきりがない。下を見てもきりがない」
占い師「大切なのは、目の前の人と何を築けるか。それだけです」
つまり「決め手を運命に求めない」。これが第一歩です。完璧な確信を待つほど、決断は遠ざかっていくのです。
同じように婚活で焦って空回りした経験は、こちらの友達の結婚ラッシュに焦って婚活を始めた話でも触れています。焦りの正体を知りたい方は読んでみてください。
好き以外の価値観をすり合わせる
次は、より実用的な視点です。再びロジカル先輩に、具体的なチェック項目を聞きました。結婚の決め手を「感覚」だけに頼らず、確認できる形にしたかったのです。
モヤ子「好き以外に、何を確認すればいいんでしょう」
ロジカル先輩「価値観と生活感覚だね。これは構造的に重要だ」
モヤ子「価値観って、ざっくりしすぎてて…」
ロジカル先輩「分解しよう。お金の使い方、休日の過ごし方、家事の分担」
モヤ子「あ、具体的だと考えやすいです」
ロジカル先輩「あとは、子どもをどうするか。親との距離の取り方も大きい」
モヤ子「たしかに、そこがズレてたら毎日しんどいかも」
ロジカル先輩「そう。好きでも、生活のリズムが合わないと摩耗する」
モヤ子「ときめきより、こっちの方が長く効いてくるんですね」
ロジカル先輩「データで見ると、離婚理由の上位は価値観の不一致だ。性格の不一致とも言う」
モヤ子「じゃあ、付き合ってる今のうちに話しておくべき?」
ロジカル先輩「絶対にね。結婚前にすり合わせるほど、後の摩擦は減る」
モヤ子「具体的に、どう切り出せばいいんでしょう」
ロジカル先輩「いきなり重く聞かなくていい。日常の会話に混ぜるんだ」
モヤ子「たとえば?」
ロジカル先輩「『将来どこに住みたい?』とか『休日どう過ごしたい?』とかね」
モヤ子「あ、それなら自然に聞けそう」
ロジカル先輩「相手の答え方で、価値観の方向が見える。これが大事なデータだ」
モヤ子「答えの中身より、考え方を見るんですね」
ロジカル先輩「そう。意見が違っても、歩み寄れるかどうか。そこを観察するんだ」
好きという感情は、価値観のズレを一時的に覆い隠します。だからこそ、好きとは別の軸で確認する。それが大切です。
ロジカル先輩「全部一致する必要はない。ズレた時に話し合えるかが本質だ」
モヤ子「完璧な一致じゃなくて、調整できる相手かどうか、なんですね」
ロジカル先輩「そう。価値観は変わるものだ。だから話し合いの土台が要る」
モヤ子「お互い変わっていく前提なんですね」
ロジカル先輩「人は10年で別人になる。今の一致だけ見てもダメだ」
モヤ子「変化に一緒に対応できる相手が理想ってことか」
ロジカル先輩「正解。固定の条件より、対話の柔軟さを見るといい」
条件にこだわりすぎて苦しくなった話は、婚活で条件にこだわりすぎる時にロジカル先輩に相談した記事にもまとめています。
減点ではなく加点で相手を見る
ここで、いつものあいちゃんにも話を聞いてもらいました。気持ちが沈んだ時の、彼女の変換力に頼りたかったのです。
モヤ子「あいちゃん、彼のダメなとこばっかり目につくの」
あいちゃん「えー、それってさ、逆によくない?」
モヤ子「よくないでしょ、欠点探してるんだよ?」
あいちゃん「ちがうちがう、ダメなとこ見えるって、ちゃんと向き合ってる証拠じゃん」
モヤ子「そういう見方もあるのか…」
あいちゃん「でもさ、減点方式で見てたら誰でも100点取れないよ?」
モヤ子「たしかに。完璧な人なんていないもんね」
あいちゃん「そうそうそう!だから加点で見ようよ。彼の good なとこ、3つ言える?」
モヤ子「優しい、約束を守る、一緒にいて落ち着く…」
あいちゃん「ほら出てきた!それめっちゃ尊いやつじゃん」
人は不安になると、欠点ばかり数えてしまいます。けれど、欠点は探せば無限に出てくるのです。
あいちゃん「ダメなとこ100個探すより、いいとこ10個大事にする方が幸せじゃない?」
モヤ子「言われてみればそうかも」
あいちゃん「減点でフラれる人生より、加点で好きになる人生、絶対いいって!」
モヤ子「でも、欠点を無視するのも違う気がして」
あいちゃん「無視しなくていいよ。ただ、欠点と長所を天秤にかけるだけ」
モヤ子「天秤?」
あいちゃん「欠点があっても、それ込みで好きならOKってこと」
モヤ子「完璧を求めないってことだね」
あいちゃん「そうそうそう!モヤ子だって完璧じゃないっしょ?」
モヤ子「うっ…たしかに」
あいちゃん「お互いさまだよ。欠点ごと愛せる相手、それが最強じゃん」
減点で見ると、どんな相手も合格点に届きません。だから、加点で見る。良いところを数える癖をつけるのです。
迷いは欠点探しのサインかもしれない
最後に、脱力系のテキトー紳士にも会いに行きました。深刻になりすぎた頭を、ゆるめたかったのです。
モヤ子「紳士さん、わたし、迷いすぎだと思いますか」
テキトー紳士「まぁ、ええじゃないですか。迷えるってことは、選べる立場ってことですよ」
モヤ子「でも、迷いが止まらなくて…」
テキトー紳士「その迷い、もしかして『別れたい理由』を探してませんか」
モヤ子「えっ…」
テキトー紳士「人はね、本当はもう答えが出てる時ほど、欠点を探すんですよ」
モヤ子「どういうことですか」
テキトー紳士「『この人でいい』を確かめたいのか、『やめる言い訳』が欲しいのか。そこが分かれ道です」
これは大事な視点でした。迷いには2種類あるのです。
テキトー紳士「前に進むための迷いと、逃げるための迷い。あなたのはどっちでしょうね」
モヤ子「…前に進みたいから、ちゃんと確かめたいんだと思います」
テキトー紳士「なら、その迷いは健全ですよ。逃げ用の欠点探しじゃない」
モヤ子「自分の迷いの種類を見極めればいいんですね」
テキトー紳士「そうそう。欠点ばっかり探してるなら、心はもう答えを出してる。まぁ、ええじゃないですか」
モヤ子「自分の心に聞いてみればいいんですね」
テキトー紳士「そうです。頭で考える前に、心がもう知ってますよ」
モヤ子「彼といる未来を想像すると…ちょっとホッとするんです」
テキトー紳士「ほら、もう答え出てるじゃないですか。ホッとするって大事ですよ」
モヤ子「ドキドキじゃなくて、ホッとするでもいいんですか」
テキトー紳士「むしろそっちがええんです。一生一緒におるんやから、安心が一番」
欠点探しが止まらない時は、心がすでに「No」と言っているのかもしれません。逆に、欠点を見つけても一緒にいたいなら、答えは「Yes」に近いのです。
そしてもうひとつ、大事な作業があります。それは「自分が結婚に何を求めているか」の棚卸しです。
モヤ子「紳士さん、わたしは結婚に何を求めてるんでしょう」
テキトー紳士「それは、ご自分で書き出すのが一番ですよ。紙に、ね」
モヤ子「書き出す?」
テキトー紳士「安らぎが欲しいのか、にぎやかな家庭が欲しいのか。人それぞれです」
モヤ子「あ、わたしは…帰る場所が欲しいのかも」
テキトー紳士「ええじゃないですか。それがあなたの結婚の決め手の正体ですよ」
自分の求めるものがわかると、相手がそれをくれるかが見えてきます。だから棚卸しは欠かせません。
テキトー紳士「他人の決め手を借りても意味ないんです。あなたの基準で選びましょう」
モヤ子「人と比べなくていいんですね」
テキトー紳士「そうです。隣の芝生は青く見えるだけ。まぁ、ええじゃないですか」
まとめ
結婚の決め手がわからない。その迷いは、あなたが真剣だからこそ生まれるものです。決していい加減なせいではありません。
まず、決め手を運命に求めないこと。完璧な確信は、最初には存在しないからです。確信は二人で育てていくものでした。
次に、好き以外の価値観をすり合わせること。お金、休日、家事、子ども、親との距離。ズレた時に話し合える相手かを見ます。
そして、減点ではなく加点で相手を見ること。欠点は無限に出てきます。だから、良いところを数える方が幸せに近づきます。
最後に、自分の迷いの種類を見極めること。前に進むための迷いか、逃げるための欠点探しか。そこに答えのヒントがあります。
大切なのは、自分が結婚に何を求めているかを棚卸しすることです。安らぎか、成長か、家族か。それがわかれば、選ぶ基準も定まります。
結婚の決め手は、空から降ってくるものではありません。あなたが自分の心を見つめ、選び取っていくものです。だから、迷っている今のあなたは、とても正しい場所に立っています。
完璧な相手も、完璧なタイミングもありません。けれど、欠点ごと一緒に歩きたいと思える人がいるなら、それはもう十分な理由です。あとは、一歩を踏み出す勇気だけ。
もし疲れてしまったら、無理に決めなくて大丈夫です。婚活をやめたくなった時の気持ちの整え方や、婚活疲れで休んでいいと言ってもらえた話も、立ち止まりたい時の支えになります。
遠距離で会えない不安から決めきれない方は、遠距離恋愛の不安で別れるべきか迷った時の判断軸も参考になるはずです。あなたの答えは、あなたの中にあります。
よくある質問FAQ
好きという気持ちが薄れてきた気がします。別れた方がいいですか?
ときめきが減るのは自然なことです。データで見ても、長続きする関係は刺激より安定で選ばれています。問題は、好きが薄れたかどうかより、信頼や安心が積み上がっているかです。一緒にいて落ち着くなら、それは関係が成熟した証拠かもしれません。焦って結論を出さず、加点の視点で見直してみてください。
相手に大きな不満はないのに踏み切れません。これは何が原因ですか?
不満がないのに迷う場合、原因は相手ではなく「完璧な確信を待っている」ことが多いです。運命的な決め手を最初に求めると、一生決まりません。確信は選んだ後に育つものだからです。まずは価値観のすり合わせをして、ズレた時に話し合える相手かを確認しましょう。それができるなら、十分に前へ進める相手です。
結婚を決めた後で後悔しないか不安です。どうすれば後悔を減らせますか?
後悔を完全になくす方法はありませんが、減らす工夫はあります。結婚前に、お金・家事・子ども・親との距離など、生活に直結する価値観を具体的に話し合うことです。すり合わせるほど、後の摩擦は減ります。また、自分が結婚に何を求めているかを棚卸ししておくと、選んだ理由が自分の軸として残り、迷った時の支えになります。