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読書が続かない、読んでも内容が頭に入らない。そんな悩みを抱える社会人はとても多いです。買った本が机に積まれていく、いわゆる積読の山を前に、ため息をつく日もあるでしょう。
でも、安心してください。読書が続かないのは、あなたの意志が弱いからではありません。続かないのには、ちゃんとした理由と仕組みがあるのです。
今回は、タイパ至上主義のZ世代後輩・マコちゃんに相談してみました。合理的でドライだけど、なぜか的を射てくる彼女の言葉に、私の読書観はガラッと変わりました。忙しい毎日でも、無理なく本を読み切る方法を一緒に見ていきましょう。
モヤ子の相談タイム
その日、私はカフェでスマホをいじっていました。すると、隣の席に座っていた後輩のマコちゃんが、文庫本をパタンと閉じたのです。
モヤ子「マコちゃん、もう読み終わったの?早くない?」
マコちゃん「移動時間で半分読んでたんで。先輩、なんか浮かない顔してますね」
マコちゃんは、私の会社の23歳の後輩です。何でもタイパで考える合理派で、無駄が大嫌い。でも、その視点はいつも鋭くて、私はひそかに頼りにしていました。
モヤ子「実はさ、私、本が全然読めないの。買っても最後まで読めないし、読んでも内容が頭に入らなくて」
マコちゃん「あー、それ、めっちゃ聞きますね。でも先輩、それって普通にやり方の問題だと思いますよ」
買った本が積読になってしまう
モヤ子「やり方の問題?でも私、ちゃんと読もうとしてるんだよ」
マコちゃん「先輩、たぶん頑張りすぎてるんですよ。読書って、頑張るものじゃないんで。むしろ力を抜いた方がうまくいきます」
モヤ子「力を抜く…そんな発想なかった」
マコちゃん「その『ちゃんと』が罠なんですよね。最初から最後まで一字一句読もうとしてません?」
モヤ子「え、本ってそうやって読むものじゃないの?」
マコちゃん「いや、それコスパ悪くないですか?本って全部が大事なわけじゃないんですよ。エビデンス的にも、人が一冊から得る情報って、実は数パーセントらしいです」
私はハッとしました。たしかに、最初の数ページで疲れて、そのまま放置してしまう本が何冊もあります。完璧に読もうとするあまり、かえって読めなくなっていたのです。
マコちゃん「あと、そもそも本選びをミスってる可能性もありますね。今の自分に難しすぎる本、選んでません?」
モヤ子「うっ、図星かも。本屋で平積みになってる本を、つい買っちゃう」
マコちゃん「それ、続かない人あるあるです。話題だから読まなきゃって義務感で買うやつ。でも義務感で買った本って、だいたい積読になりますよね」
モヤ子「たしかに、流行ってるからって理由だけで買ってる」
マコちゃん「読書が続かない原因って、突き詰めると3つなんですよ。完読主義、難しい本選び、時間の確保ミス。この3つを潰せば、ほぼ解決します」
なるほど、と私は思いました。漠然と「自分はダメだ」と思っていたけれど、原因を分解すれば対処できそうです。だから、まずは自分がどのパターンに当てはまるのかを知ることが大切なのです。
読んでも内容が頭に入らない
モヤ子「正直、ちょっと背伸びした本を買いがちかも。話題のビジネス書とか」
マコちゃん「それですよ。レベルが合ってない本って、読んでも頭に入らないんです。脳がフリーズしちゃうんで」
モヤ子「フリーズ…たしかに、文字を目で追ってるだけになる時ある」
マコちゃん「でしょ。それ、読書じゃなくて文字鑑賞ですからね。内容が頭に入らないのは当たり前です」
マコちゃん「あと、時間の確保もできてないと思います。先輩、まとまった読書時間、取ろうとしてません?」
モヤ子「うん、休日にゆっくり読もうって思ってる。でも結局スマホ見て終わる」
マコちゃん「それ、一番続かないパターンです。まとまった時間って、忙しい社会人にはほぼ取れないんで。期待するだけ無駄ですよ」
少しドライですが、言われてみればその通りです。私はいつも「いつかまとまった時間ができたら」と先延ばしにして、その時間は永遠に来ませんでした。
モヤ子「じゃあ、忙しい社会人は読書を諦めるしかないってこと?」
マコちゃん「いやいや、逆です。まとまった時間を諦めればいいんですよ。5分の積み重ねで読めばいいんで」
モヤ子「5分でも意味あるの?」
マコちゃん「めっちゃあります。むしろ短い方が集中できますよ。締め切り効果ってやつです。あと5分しかないって思うと、人は集中するんで」
言われてみれば、その通りかもしれません。たっぷり時間があると、かえってダラダラしてしまうものです。だから、短い時間こそ読書には向いているのです。
マコちゃんが教える読書を続ける方法
モヤ子「じゃあ、どうすれば読書が続くようになるの?」
マコちゃん「OKです。タイパ重視で、ちゃんと続く方法、教えますね。順番に見ていきましょう」
完読主義を捨てて拾い読みする
マコちゃん「まず大前提。本は全部読まなくていいです。完読主義、今すぐ捨ててください」
モヤ子「全部読まなくていいの?なんかもったいない気が…」
マコちゃん「逆ですよ。読まずに積んでる方がもったいないです。お金も時間も死んでるんで」
たしかに、その通りです。読み切れずに放置している本こそ、一番もったいない状態なのです。
マコちゃん「最初に目次を見て、気になる章だけ読む。これでいいんです。小説は別ですけど、ビジネス書や実用書はこれが正解です」
モヤ子「目次から読むなんて、考えたこともなかった」
マコちゃん「目次は本の地図ですからね。地図を見ずに歩いたら、そりゃ迷子になります。まず全体像をつかんで、必要なとこだけ取りに行く。これがタイパ読書です」
マコちゃん「あと、わからない箇所で止まらないこと。つまずいたら飛ばす。後で戻ればいいんで」
モヤ子「飛ばしちゃっていいの?なんか罪悪感ある」
マコちゃん「全然OKです。映画だって、つまらないシーンは早送りするでしょ。本も同じです。自分が主導権を握っていいんですよ」
モヤ子「本に読まされてた感じだったかも」
マコちゃん「それです。本に支配されちゃダメです。こっちが使い倒すくらいの気持ちでいきましょう」
つまり、本を最初から順番に、完璧に読む必要はないのです。気になるところだけを拾えば、一冊を読み切るハードルはぐっと下がります。だから、まずは完読主義を手放すことが第一歩になります。
この拾い読みの考え方は、勉強にも通じます。実際、内容が頭に入らない悩みは多くの人が抱えていて、勉強が頭に入らない原因と解決策、あいちゃんに聞いたら全部解決したでも似た解決策が紹介されています。あわせて読むと理解が深まります。
読書だけでなく、完璧を目指さず続ける工夫は、朝活のような習慣づくり全般にも役立ちます。
今の自分に合った本を選ぶ
マコちゃん「次に本選びです。背伸びしないこと。これ超大事です」
モヤ子「でも、せっかく読むなら難しい本に挑戦したくない?」
マコちゃん「気持ちはわかりますけど、それ挫折フラグですよ。まずは簡単な入門書から入る方が、結果的に早いです」
モヤ子「急がば回れってこと?」
マコちゃん「そうそう。基礎がある状態で難しい本を読むと、スルッと入ってくるんで。逆に基礎なしだと、何度読んでも頭に入りません」
私は反省しました。背伸びした本ばかり選んで、何度も挫折していたのです。
マコちゃん「あと、興味がない本は無理に読まなくていいです。義務感で読む本ほど続かないものはないんで」
モヤ子「面白そうって思える本だけでいいの?」
マコちゃん「むしろそれが正解です。楽しくないと脳が拒否しますからね。だから、最初の一冊は『軽くて面白そう』を基準に選んでください」
モヤ子「ハードルを下げるって大事なんだね」
マコちゃん「そうです。最初のハードルさえ越えれば、読書って楽しくなるんで。一冊読み切った成功体験が、次の一冊につながります」
モヤ子「成功体験かあ。私、最後まで読めた本がほとんどないかも」
マコちゃん「だったら、まず薄い本から始めましょう。100ページくらいの本でいいんです。読み切れたって自信が、次の原動力になりますから」
つまり、最初は質より達成感を優先するのが正解です。薄くて簡単な本を一冊読み切る。その小さな成功が、読書習慣の土台になるのです。
本選びを変えるだけで、読書の挫折率は大きく下がります。レベルが合っていて、しかも興味がある本なら、ページをめくる手が自然と進みます。だから、最初の本選びこそ慎重にしたいところです。
スキマ時間と耳読を組み合わせる
マコちゃん「で、ここが一番のポイントです。まとまった時間を狙うのをやめて、スキマ時間を使ってください」
モヤ子「スキマ時間って、通勤中とか?」
マコちゃん「そうです。通勤、昼休み、寝る前の5分。これを全部足すと、意外とすごい時間になるんですよ」
たしかに、移動時間だけでも往復で1時間近くあります。それを毎日積み重ねれば、相当な読書時間になるはずです。
マコちゃん「総務省の調査でも、通勤時間って結構長いんですよね。それを全部スマホのゲームに使うか、読書に回すかで、1年後に差がつきます」
実際、総務省統計局の社会生活基本調査を見ると、人々が日々さまざまな活動に時間を使っている実態がわかります。スキマ時間を意識するきっかけになります。
モヤ子「でも、電車が混んでると本開けないんだよね」
マコちゃん「そこで耳読です。オーディオブック、知ってます?プロが朗読してくれるやつ」
モヤ子「名前は聞いたことあるけど、使ったことない」
マコちゃん「めっちゃ便利ですよ。満員電車でも、料理しながらでも、歩きながらでも聴けるんで。両手が空いてなくても読書できます」
モヤ子「家事しながら本が読めるのは助かるなあ」
マコちゃん「ですよね。洗い物とか掃除の時間が、まるごと読書時間になるんで。タイパ的に神です」
モヤ子「でも、聴いてるだけで内容って覚えられるの?」
マコちゃん「最初は流し聴きでいいんです。気になったところだけ後で文字で確認すればOK。耳で全体をつかんで、目で深掘りする。この合わせ技が効きます」
つまり、目と耳を使い分けるのです。耳でざっくり全体像をつかみ、大事なところだけ目で読み返す。だから、忙しくても無理なく内容を吸収できます。
マコちゃん「目で読む読書と耳で聴く読書、両方使えば読書時間は倍になります。これがタイパ的に最強なんですよね」
つまり、読書のために特別な時間を作る必要はないのです。すでにある通勤や家事の時間に、耳読をかぶせるだけ。だから、忙しい社会人ほど耳読の効果は大きくなります。
スキマ時間の活用は、語学学習にも応用できます。英語の勉強が続かない社会人へ。スキマ時間活用でリスタートする方法でも、同じ考え方で挫折を防ぐコツが解説されています。
記録とアウトプットで忘れない仕組みを作る
モヤ子「読み方はわかった。でも、読んでも内容を忘れちゃうのは、どうすればいいの?」
マコちゃん「それ、最後にして最大のコツです。アウトプットしてください」
モヤ子「アウトプットって、感想を書くとか?」
マコちゃん「そうです。でも長々書かなくていいです。心に残った一文だけメモする。これだけでOKです」
マコちゃん「人間って、読んだだけだとほぼ忘れるんですよ。でも自分の言葉で書き出すと、記憶に定着するんで」
モヤ子「自分の言葉でっていうのがポイントなんだ」
マコちゃん「そうです。本の文章をそのまま写すんじゃなくて、自分なりに言い換える。これが効くんですよ。脳がちゃんと処理した証拠になるんで」
たしかに、読みっぱなしの本は内容をほとんど覚えていません。でも、誰かに話した本のことは意外と覚えているものです。
モヤ子「メモするだけならできそう」
マコちゃん「ですよね。スマホのメモアプリでもいいし、SNSに一言投稿してもいいです。誰かに話すのも超効果的ですよ」
マコちゃん「アウトプット前提で読むと、読み方も変わります。『どこをメモしようかな』って意識で読むと、自然と内容が頭に入るんで」
モヤ子「読みながら探す感じになるんだ」
マコちゃん「そうそう。受け身で読むんじゃなくて、宝探しみたいに読む。これだけで頭への入り方が全然違います」
モヤ子「読む前と後で、意識が全然違うんだね」
マコちゃん「そうなんです。あと、読んだ内容を翌日に思い出すのも効果的ですよ。昨日読んだとこ何だっけって、軽く振り返るだけでいいんで」
モヤ子「復習みたいな感じ?」
マコちゃん「そこまで重くないです。通勤中にぼんやり思い出すくらいでOK。それだけで記憶の定着率が上がるんで、コスパいいですよ」
たしかに、一度読んだだけより、少し思い出す方が記憶に残ります。だから、読みっぱなしにせず、軽く振り返る習慣をつけるとよいのです。
だから、読書はインプットだけで終わらせないことが大切です。たった一文でも書き出せば、その本の内容はあなたの中に残ります。つまり、アウトプットこそが記憶への近道なのです。
こうした続ける仕組み作りは、読書以外にも効きます。意志に頼らず仕組みで解決する考え方は、努力が続かないは意志のせいじゃない。仕組み化で変わる方法でも詳しく語られています。
また、スキマ時間をスマホに奪われがちな人は、スマホ見すぎをやめる対策とデジタルデトックス法も参考になります。読書時間を確保する助けになります。
まとめ
マコちゃん「どうです、先輩。意外とシンプルでしょ?」
モヤ子「うん。読書が続かないのは、私の意志の問題じゃなかったんだね」
マコちゃん「そうです。やり方の問題だっただけです。仕組みを変えれば、誰でも読めるようになります」
モヤ子「なんだか、本屋に行くのが楽しみになってきた」
マコちゃん「いいですね、その感じ。読書って本来楽しいものなんで。義務にしちゃうから苦しくなるだけです」
今回マコちゃんに教わったことを、整理してみます。まず、完読主義を捨てて拾い読みすること。本は全部読まなくていいのです。
次に、今の自分に合った本を選ぶこと。背伸びせず、面白そうな本から始めるのが続けるコツでした。
そして、スキマ時間と耳読を組み合わせること。まとまった時間を狙わず、通勤や家事の時間に読書をかぶせれば、特別な時間は必要ありません。
最後に、記録とアウトプットで忘れない仕組みを作ること。心に残った一文をメモするだけで、内容は記憶に定着します。
モヤ子「読書って、もっと気軽でいいんだね」
マコちゃん「そうですよ。完璧に読もうとするから続かないんです。ゆるく、賢く、タイパよく。それが社会人の読書です」
読書が続かない、頭に入らないと悩んでいたあなたも、きっと大丈夫です。少し読み方を変えるだけで、本はぐっと身近になります。今日から、軽い一冊を拾い読みすることから始めてみませんか。
完璧を目指さなくていいのです。一日5分、気になるページを開くだけ。その小さな一歩が、半年後、一年後の大きな差になります。だから、まずは肩の力を抜いて、最初の一冊を手に取ってみてください。
本を読む習慣は、コツコツ続ける力そのものでもあります。続ける力を育てたい人は、社会人の勉強時間の作り方、ロジカル先輩に聞いたら月60時間作れたもあわせてどうぞ。読書も勉強も、同じ仕組みで続けられます。
よくある質問FAQ
本を読んでもすぐ眠くなってしまいます。どうすればいいですか
眠くなるのは、内容が難しすぎるか、読む時間帯が合っていない可能性があります。まず、今の自分のレベルに合った軽い本に変えてみてください。難しい本は脳が疲れて眠気を誘います。また、寝る前ではなく、頭が冴えている通勤中や朝の時間に読むのもおすすめです。それでも眠い場合は、耳で聴くオーディオブックに切り替えると、目を使わないぶん眠気を感じにくくなります。無理に起きて読むより、自分が集中できる時間帯を見つける方が効果的です。眠気は意志の弱さではなく、ただの体のサインなので、責める必要はありません。
電子書籍と紙の本、どちらが続けやすいですか
どちらにも良さがあり、続けやすさは人によって違います。電子書籍はスマホ一台で何冊も持ち歩け、スキマ時間にすぐ開けるのが強みです。通勤中や外出先で読む人には向いています。一方、紙の本は集中しやすく、記憶に残りやすいという声もあります。まずは両方を試して、自分が手に取りやすい方を選ぶとよいでしょう。大切なのは形式より、読む習慣を作ることです。気分や場所によって使い分けるのも賢い方法です。
月に何冊読めば読書習慣がついたと言えますか
冊数にこだわる必要はありません。大切なのは、読書が生活の一部になっているかどうかです。たとえ月に一冊でも、毎日少しずつページを開く習慣があれば、それは立派な読書習慣です。逆に、月に何冊も読もうと数字を追うと、義務感で苦しくなり、かえって続きません。まずは一日5分、本に触れることを目標にしてみてください。その積み重ねが習慣になれば、冊数は自然とついてきます。数より継続を大切にしましょう。