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「貯金できない理由」なんて、正直ずっとわからなかった。
毎月25日、給料が振り込まれる瞬間だけは、なんとなく希望が持てる。「今月こそちゃんと貯金しよう」って。スマホのメモに「今月の貯金目標:3万円」って書いたこともある。でも現実は、月末になるたびに残高を見てため息をつくわたし(モヤ子、28歳)がいる。
いったいどこに消えたのか。コンビニで買ったコーヒーや甘いもの、友達との居酒屋ランチ、ストレス発散に寄ったアパレルショップ(なぜか毎回何かしら買ってる)、Amazonのほしいものリストをぽちった深夜……。でもそれらを全部足しても、「えっそんなに?」って思うくらい残高が少ない。なぜ貯金できないのか、理由が自分でもさっぱりわからない。
手取り20万円。一人暮らしをしながら暮らせる金額ではあるけど、贅沢できるかというと全然そんなことはない。家賃が7万、光熱費が1万ちょっと、スマホが7000円、食費が月3〜4万、交通費も意外とかかる。それにNetflixとかSpotifyとかFitboxとか、気づいたらサブスクを6〜7個契約していて、それだけで1万円近くいってる気がする。なのに、月末になるといつも「え、もうないの?」ってなる。
「将来の不安」は頭の中にずっとある。老後2000万問題とか、保険どうしようとか、万が一仕事を辞めなきゃいけなくなったらどうする?とか。でも「考えるのが怖くて後回しにしてしまう」という謎の悪循環に陥ってる。焦りはあるのに行動できない。口座の定期預金にいたっては、去年作って以来一度も入金してない始末。
ある日、知り合いの大阪出身のおばちゃん(以下オカン)に「最近どうや?元気?」って聞かれたのがきっかけで、「実はお金のことがずっと気になって……」と打ち明けてしまった。最初はちょっとした愚痴のつもりだったのに、気づいたら2時間近く延々とお金の話をしていて、「貯金できない理由って、まさにここにあったのか」ってスッキリした部分がたくさんあった。
あの日の会話を、今日は皆さんにも共有してみます。同じように「なんか毎月お金が貯まらない」「貯金できない理由がわからない」って思ってる人に、少しでも届けばいいな。
オカンに「貯金できない」を正直に打ち明けた
その日のオカンは珍しく時間があって、わたしの話を聞いてくれる気満々だった。(なんか察してたのかもしれない)
モヤ子:「あのさ、最近ずっと悩んでることがあって。お金、全然貯まらないんだよね。毎月なんか消えてく感じで、貯金できない理由が自分でもわからなくて。」
オカン:「消えてく?消えるってどういうこっちゃ。給料ちゃんともらえてんの?仕事してんのに貯金できないって、それはちょっと問題やで。ちゃんと話してみ。いくらもらって、いくら使っとんの?」
モヤ子:「手取り20万で、家賃が7万……あとはまあいろいろ。ざっと計算すると、固定費だけで13万くらいかな。変動費が7万くらいあって……合わせると20万超えてるときもある。」
オカン:「超えてるときもあるって……それ赤字やんか!毎月赤字にならへんように帳尻合わせてる感じ?それとも貯金を切り崩してんの?何とかせなあかんのちゃう?」
モヤ子:「いや……貯金がそもそもないから切り崩せなくて。なんか気づいたら口座がカラに近い状態になってて、給料日まで節約する繰り返しで。」
オカン:「ちょっと待って。貯金がないってこと?全然?非常用のお金とかもないの?それはあかんて、モヤ子ちゃん。ほんまに。急に病気になったり、仕事できんくなったりしたらどうするつもりやの。オカンびっくりしたわ。でも怒ってるわけちゃうで。ちゃんと一緒に考えよ。」
モヤ子:「うん……わかってるんだよ、頭では。でも気づいたら残ってないんだよね。貯金しようと思ってるのに、なんでできないのかが自分でもわからない。」
オカン:「貯金できない理由な。それな、もうはっきりしてんで。給料入ったら先に使って、余ったら貯金しよう、って考えてへんか?「余ったら貯金しよ」って思ってるタイプやろ。」
モヤ子:「……そのパターンかも。給料入ったら固定費払って、残りで生活して、余ったら貯金……みたいな感じ。」
オカン:「そやろ。それがあかんねん。「余ったら貯金」は一生貯まらへんで。これはオカンの経験則やけど、余ったお金は絶対に余らへんの。人間ってそういうもんやねん。あるだけ使ってしまうの。だから「先に取っておく」しかないんや。給料が入ったら、まず最初に貯金分を別口座に移す。残ったお金で生活する。それしかないで。これを「先取り貯金」って言うねん。」
モヤ子:「先取り貯金……聞いたことはある。でもやろうとして挫折したんだよね。最初の2ヶ月はできてたけど、3ヶ月目に急な出費があって崩してしまって、そこからうやむやになった。」
オカン:「急な出費って何やったの?本当に緊急やったの?それとも「まあいいか」ってなった感じ?ちゃんと教えてみ。」
モヤ子:「えっと……友達の結婚式でご祝儀が必要になって……あとなんか服も買った気がする。」
オカン:「服は緊急ちゃうやろ!(笑)ご祝儀は仕方ないけど、服はあかんな。そこで崩したのが失敗の原因やで。先取り貯金を続けるためには、それとは別に「急な出費用の口座」も作っとかなあかんの。貯金口座と、もしもの口座、ふたつ持つのが基本やで。「非常用」と「貯金用」はちゃんと分けること。それやってへんかったでしょ。」
モヤ子:「え、口座ふたつ……考えたことなかった。そういうこと考えてる人ってすごいと思ってた。」
オカン:「すごいとか関係ないで。仕組みの話やねん。仕組みを作ったら、誰でもできる。特別な才能とか意志力は要らへんの。仕組みが全部やってくれるんやから。ところで、毎月何にお金使ってるかちゃんと把握してる?家計簿とかつけてる?」
モヤ子:「家計簿……一時期つけてたけど、続かなくて。アプリも入れたけど結局見なくなった。」
オカン:「なんで続かへんかったの?めんどくさかった?それとも別の理由?」
モヤ子:「つけるのは続けてたんだけど、見るのがつらくなってきて。「また使いすぎた」って思うのが嫌で、だんだん見なくなって、それでやめた。」
オカン:「あー、そのパターンか。モヤ子ちゃん、家計簿って反省するためにつけるんちゃうで。事実を把握するためにつけるんやで。「使いすぎた」って反省するんじゃなくて、「ここにこんなに使ってたんか」って発見するためのもの。見るのが嫌になるってことは、まだ「見たくない現実」がある、ってことやからね。でも見ないと変えられへんし、見るから変わるんやで。家計簿は罰ゲームちゃうで、お金の地図やねん。地図があれば迷わへんやろ。」
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モヤ子:「見たくない現実か……確かにそうかも。コンビニとかスキンケアとかに使ってる金額、絶対知りたくないもん。」
オカン:「知りたくない、の反応がもうすでに答えやで。そこに無意識の出費が潜んでんねん。コンビニ代って、意識せずに行ってたら月1万超えることも普通にあるで。ちょっとしたおやつ、飲みもの、昼ごはん……1回500円でも、20日で1万円やねんから。しかもそれが「何に使ったかわからない」出費になってるんやで。「なんとなく消えた」の正体がコンビニってこと、よくあるんよ。」
モヤ子:「えっ……計算したことなかった。毎日コンビニ寄ってるかも。」
オカン:「でしょ。それに加えて、さっきサブスクって言ってたけど、何個契約してんの?全部言ってみ。」
モヤ子:「えっと……Netflix、Spotify、Amazonプライム、あとFitbox……それとなんかファッション系のやつ……あとなんかもう1個あった気がするけど忘れた。」
オカン:「忘れてるやつがいちばんあかんで!(笑)使ってるかどうかも分からんくらいのサブスクに毎月お金払ってるって、それ完全にもったいないで。サブスクは「使ってなくても引き落とされる」ってのが特徴やから、気づかないうちにめちゃくちゃお金が溶けるねん。しかも毎月自動でね。まず全部洗い出して、「毎月使ってるか?」を確認するとこから始めなあかんで。」
モヤ子:「忘れてるやつ、絶対使ってないよね……。解約しなきゃと思いつつ放置してた。」
オカン:「解約しなきゃ、って思ったタイミングで即解約してしまいや。「あとで」はないで。「あとで」って思ったら絶対やらへんの、人間は。今すぐスマホ開いて、サブスク全部調べてみ。どんくらいかかってんか計算してみ。」
モヤ子:「(スマホを確認しながら)……えっ待って。月に合計で1万2000円払ってる。高い……。」
オカン:「どやろ。それが「貯金できない理由」のひとつやで。見えないところでお金が出ていってる。固定費がデカいのよ、サブスクって。毎月確実に抜かれてるから、それを削るだけで貯金の余裕が出てくる。年間にしたら14万4000円やで。旅行1回いけるやん。そのお金を丸々貯金に回せたと思ったら、どう?」
モヤ子:「全部解約したほうがいいのかな。でもNetflixとかSpotifyはほぼ毎日使ってるし……。」
オカン:「全部解約せんでもええよ。使ってるやつはええねん。問題は、使ってないのに払い続けてるやつ。そこだけ切ればええ。「使ってる?」「使ってない?」それだけを基準に判断してみ。感情じゃなくて、事実で判断すること。「なんとなく解約したくない」「いつか使うかも」っていう気持ちは一旦置いといて。」
モヤ子:「……Fitboxは正直ここ3ヶ月くらいログインしてない。ファッション系のやつも先月見てないかも。」
オカン:「それは解約一択やで。「いつか使うかも」って思ってるかもしれんけど、3ヶ月使ってへんかったら「いつか」は来へんねん。その「いつか」のために毎月払うのは無駄やで。今すぐ解約!後悔するより先に解約してしまい。また使いたくなったら再登録すればええだけやから。」
モヤ子:「うん……そうだよね。でもなんか解約するのって、負けた気がして……。」
オカン:「負けた気って何やねん(笑)!解約は賢い選択やで。お金を守る選択やん。使ってないもんに金払い続けるほうが負けてるで。固定費は一回見直したら毎月自動で節約できるから、最強の節約なんやで。意志力もいらへんし、毎日我慢もしなくていい。一回だけの判断で、ずっと効果が続くねん。」
モヤ子:「確かに。一回解約したら毎月その分浮くもんね。固定費の節約って効率いいんだね。貯金できない理由が、こういうところにあったのか。」
オカン:「そう!固定費の節約は「継続力が要らない節約」やねん。コンビニに寄らないとか、外食を減らすとか、そういうのは毎日意志力が必要やろ?でも固定費の見直しは一回やったら終わりやから、意志の弱い人でもできる最強の節約やで(笑)。まずここから始めるのが一番賢いわ。お金が貯まらない理由のかなりの部分が、この固定費の無駄遣いにあるんやから。」
モヤ子:「確かに。私、意志力弱いし(笑)。じゃあ固定費見直しと先取り貯金、この2つを先にやるってこと?」
オカン:「そや。それを同時にやると頭がパンクするから、順番としては固定費の見直しが先。まず現状把握して、削れる固定費を削る。そこで「毎月の余裕」を作る。その余裕ができてから、先取り貯金の金額を決めてスタートするの。一気にやろうとするから続かへんねん。ひとつひとつや。あと、変動費も「なんとなく」で使わんように、週1くらいで使い方を振り返る習慣をつけるといいで。」
モヤ子:「なんかスッキリしてきた。貯金できない理由って、仕組みがないからなんだね。意志力の問題じゃなかった。」
オカン:「そやで!よくわかってくれた!意志力でなんとかしようとするのが一番あかんねん。お金の管理って「仕組み」で解決するもんや。人間は弱いんやから、仕組みに頼るしかないの。それが賢い生き方ってやつや。将来のモヤ子ちゃんを守れるのは、今のモヤ子ちゃんだけやからな。ちゃんとやってな。オカン、応援してるで!」
モヤ子:「オカン、すごい説得力。最初は怒られるのかと思って怖かったけど(笑)ありがとう。なんか気持ちが楽になった。」
オカン:「怒ってへんよ!(笑)ただ、現実をちゃんと見てほしかっただけや。見て、知って、動くしかないんやから。あんたはちゃんとできる子やで。自信持って!」
今日から始めたい!貯金できない理由を潰す4つの方法
オカンとの会話で見えてきた「貯金できない理由」を踏まえて、具体的にどう動くべきか4つにまとめてみた。
先取り貯金を仕組みとして作ってしまおう
先取り貯金は「貯金できない人」のための最強の方法だとオカンが断言していたけど、実際にやってみてわかったのは「仕組みさえ作ればホントに自動で貯まる」ってこと。具体的には、給料日の翌日に、あらかじめ決めた金額が自動で貯金用口座に移動するよう設定する。銀行の自動振替サービスを使えば、設定は1回だけで済む。
大事なのは金額設定で、最初は無理せず「毎月1万円」くらいから始めるのが現実的。「3万円貯めなきゃ」とか「5万円くらい貯めないと意味ない」って思いがちだけど、最初から高い目標にすると絶対続かない。まず「貯まる仕組み」を作ることが大事で、金額は後から増やせばいい。慣れたら2万、3万と増やしていけばいいんだから、最初のハードルは低くしておくのが正解。
ネット銀行を使うのもおすすめ。楽天銀行やSBI新生銀行などは、定額自動入金サービスが無料で使えるところも多い。貯金用の口座をメインの銀行と別にすることで「残高を見るとなんか使いたくなる」現象を防げる。「見えないお金は使えないお金」という状態を意図的に作り出すのがポイント。わたし自身、別の銀行に貯金口座を作って、ネットバンキングのアプリをホーム画面に置かないようにしたら、なんとなく「あそこにお金ある」感覚が薄れて崩しにくくなった。
先取り貯金を始めて最初のうちは「生活が苦しい……」って感じる月もあるかもしれないけど、3〜4ヶ月経つと「この金額で生活するのが普通」に脳が慣れてくる。人間の適応力ってすごくて、「ある金額で生活しろ」と言われたらそれに合わせようとする。逆に言うと、お金があればあるだけ使ってしまうのも人間の本能なんだよね。だからこそ「仕組みで制限する」のが正解。意志力でなんとかしようとするのをやめて、構造に任せてみよう。先取り貯金を始めた途端に「急な出費」が来て崩したくなることもあると思う。そのために次の「もしもの口座」も一緒に作っておくと安心。
固定費を見える化してサブスクを断捨離しよう
固定費の見直しは「1回やったら毎月効果が続く最強の節約」。この言葉がオカンとの会話でいちばん刺さった。毎日我慢しなくていい、意志力も要らない、一回見直すだけ。これほど楽な節約は他にない。貯金できない理由のかなりの部分が、この「見えない固定費の積み重ね」にあることが多いんだよね。
まずやること:今月の固定費を全部リストアップする。サブスクはクレジットカードの明細から確認するのが一番確実。「毎月この日にこの金額が引き落とされてる」という一覧を作ってみると、意外な出費が見つかることが多い。わたし自身、名前すら忘れてたサブスクが出てきたときは笑えなかった。月1200円が12ヶ月で1万4400円、完全に無駄になってた。
その後、それぞれのサブスクについて「先月使ったか?」という問いをぶつける。これだけ。「いつか使うかも」という気持ちは完全に無視する。使っていなければ即解約。解約が怖いなら「1ヶ月だけ解約してみる」という気持ちでもいい。本当に必要なら再登録すればいいだけで、再登録にかかる費用はほぼないから。
スマホ料金も見直し必須。大手キャリアのまま使ってる人は、格安SIMや楽天モバイルへの乗り換えで月5000円〜8000円節約できることもある。年間にすると6万〜10万円の差。これを5年続けると30〜50万円。スマホ料金の見直し一つで、貯金できない状態から大きく変わる可能性がある。光熱費も電力会社の乗り換えやガスの見直しで、年間1〜2万円節約できるケースも珍しくない。固定費の見直しで浮いたお金は、先取り貯金に回してしまうのが理想。浮いたから使っていいにしてしまうと元の木阿弥になるので要注意。
なんとなく消える変動費を週1でチェックしてみよう
変動費の管理は固定費ほど劇的な効果はないけれど、積み重ねると大きな差になる。コンビニ代、外食費、衝動買い……これらが「なんとなく消える」の正体であることが多い。貯金できない理由として「どこに使ったかわからない」と言う人の大半は、ここの把握ができていない。
まず、家計簿アプリを入れる。おすすめはマネーフォワードMEやZaimなど。クレジットカードや銀行口座を連携させれば、使うたびに自動で記録してくれるから入力の手間がほぼない。大事なのは「つけること」より「見ること」。週1回、10分でいいから使い方を振り返る時間を作ってみよう。振り返るときのポイントは「反省しない」こと。「また使いすぎた……」と自己嫌悪に陥ると、見るのが嫌になってやめてしまう。「今週はコンビニに3000円使ったんだ。来週は2000円にしてみよう」くらいのゆるいスタンスでOK。
コンビニ対策は「寄らない」よりも「寄る回数を決める」ほうが続きやすい。「週3回まで」とか「一回の予算500円まで」みたいなルールを自分で作る。ゼロにしようとすると反動が来るけど、「ちょっと減らす」なら続けやすい。衝動買い対策としては「ショッピングカートに入れて24時間待つ」というルールが有効。オンラインショッピングのカートに入れておいて、翌日見て「まだほしいか?」を確認する。これだけで衝動買いの半分くらいは「いや別にいらなかった」ってなる。外食費は「ランチは自炊、夕食の外食は週2回まで」みたいな緩いルールで十分。毎日お弁当にするとストレスになるし、外食ゼロにするのも無理がある。「楽しみとして外食する」のはOKにして、「なんとなく面倒だから外食する」のを減らすイメージで。
もしもの口座を作って急な出費への備えを作ろう
先取り貯金を作ったとしても、急な出費が来たときに崩してしまっては意味がない。だから「もしもの口座」を別に用意することが大切。このふたつを分けることで、先取り貯金は絶対に崩さない状態を作り出せる。貯金できない理由として「崩してしまうから」と言う人には、この「口座の分離」が特に刺さると思う。
もしもの口座の目標金額は「生活費3ヶ月分」が理想と言われている。手取り20万円なら60万円。「いきなり60万!?」って思う気持ちはわかるけど、最初から60万円を目指さなくていい。まずは10万円を目標に、毎月5000円ずつ積み立てていけば20ヶ月で到達する。焦らなくていい。少しずつでも積み上げることが大切。
もしもの口座の対象になる出費の例:冠婚葬祭のご祝儀やお香典、急な帰省の交通費、家電が壊れたときの買い替え費、医療費、車の修理費……など。こういった「予想外」な出費って、実は人生では「よく起きること」だったりする。それのたびに先取り貯金を崩していたら、一生貯金は増えない。あらかじめ備えておくだけで、先取り貯金を守れる。もしもの口座はメインバンクと違う銀行に作るのがおすすめ。同じ銀行だとアプリで見た瞬間「あ、これ使っていいやつだよね」ってなりがち。物理的に分けることで心理的な距離も生まれる。もしもの口座を使ったら、翌月から少しずつ補充していく習慣を作ろう。「使ったら補充」のサイクルを回すことで、常に一定のバッファが保たれる状態を維持できる。
モヤ子の気づき(番外編)
オカンとの会話が終わったあと、帰り道でずっと考えてた。
わたしがずっと「貯金できない」と悩んでたのは、「意志力が弱いから」とか「自分がダメだから」だって思ってたんだけど、そうじゃなかった。単純に「仕組みがなかった」だけだった。お金を貯めるのって、頑張ることじゃないんだよな、って。自分を律することでも、欲望を我慢することでも、素晴らしい意志力を持つことでもなくて。ただ「仕組みを作ること」。それだけだった。
なんか、すごく肩の荷が下りた気がした。「私がダメだから貯金できない」じゃなくて、「仕組みがなかっただけ」。それって、これから仕組みを作れば変えられる、ってことじゃないか。貯金できない理由を知って、「じゃあ変えよう」と思えたのは、オカンのおかげだと思う。
実際、オカンに言われたことをその週からやってみた。まずサブスクを全部洗い出して、使っていないものを2つ解約した。それだけで月3500円浮いた。次に、給料日の翌日に自動的に1万円が移動するよう設定した。最初の月はちょっとドキドキしたけど、なんとかなった。全部いっぺんにはできなくていい。でも一歩踏み出すと、思ったよりずっと簡単だった。
「貯金できない理由」って、本当はそんなに遠いところにあるんじゃなくて、ちょっとした仕組みを整えるだけで変えられることだったんだ、って。同じように悩んでる人に届いてほしい。あなたがダメなんじゃなくて、仕組みがなかっただけだよ、って。
他にもお金のこと、仕事のこと、人間関係のこと……いろんな悩みについてモヤ子が考えた記事をたくさん書いています。よかったら他の記事もみてくださいね。
まとめ:貯金できない理由は「仕組みがないこと」だった
「貯金できない理由」は、意志力の弱さでも自制心のなさでもなかった。ただ、貯まるための仕組みがなかっただけ。
今日の話をまとめると、「余ったら貯金」の考え方を捨てて「先取り貯金」に切り替えること、サブスクを含む固定費を洗い出して削れるものを削ること、週1の振り返りで変動費の「なんとなく消える」を把握すること、そして先取り貯金とは別の「もしもの口座」を作って急な出費に備えること、この4つが貯金できない状態を変えるための具体的なステップ。
全部いっぺんにやらなくていい。まずひとつ。「サブスクを全部洗い出す」だけでもいい。その1アクションが、お金の流れを変える最初の一歩になる。貯金できない、じゃなくて、貯まる仕組みをこれから作る。それだけでいい。オカンもそう言ってたし、モヤ子もそう思う。今日から少しずつ、一緒に頑張ろう。