目次
集中力が続かない勉強に悩んでいませんか。机に向かっても、すぐにスマホを触ってしまう。気づくとSNSを眺めている。今日はそんな相談をマコちゃんに持ち込みました。
最近、読者さんからこんな相談をもらいました。「勉強しようと机に向かう。でも15分でスマホを手に取ってしまう」。さらに「気づくとSNSをスクロールしていて、参考書が全然進まない」とのこと。とても他人事に思えませんでした。だから、タイパ重視のマコちゃんに相談してみることにしたんです。
相談タイム
モヤ子「マコちゃん、ちょっと聞いてほしいことがあるの」
マコちゃん「いいよ。どうしたの、深刻そうな顔して」
モヤ子「勉強しようと思って机に座るでしょ。でも15分くらいでスマホ触っちゃうの」
マコちゃん「あー、わかる。それ、すごくよくある悩みだよ」
モヤ子「しかもね、気づいたらSNSをずっと見てるの。時間だけ過ぎてくの」
マコちゃん「なるほどね。でもそれ、モヤ子の意志が弱いからじゃないよ」
モヤ子「えっ、そうなの。私、根性が足りないんだと思ってた」
マコちゃん「ちがうちがう。スマホって、そもそも気を散らすように作られてるの」
モヤ子「作られてる、って?」
マコちゃん「通知とか、おすすめ表示とかね。脳が反応するよう設計されてるんだよ」
モヤ子「じゃあ、私が悪いんじゃなくて、スマホが強すぎるってこと」
マコちゃん「そう。だから気合いで勝とうとしても無理。仕組みで対抗するの」
モヤ子「仕組みかあ。具体的にはどうすればいいの」
マコちゃん「ポイントは環境だよ。集中力って、環境で大きく変わるの」
モヤ子「環境を変えるだけで、ほんとに続くようになる」
マコちゃん「うん。私もね、昔は同じだったの。でも環境を整えたら一気に変わった」
モヤ子「マコちゃんも昔は集中できなかったんだ。意外」
マコちゃん「だって人間だもん。むしろ、できないのが普通だと思ってる」
モヤ子「ちょっと安心した。じゃあ、何から始めればいいの」
マコちゃん「まずはスマホを物理的に遠ざけること。これが一番効くよ」
モヤ子「物理的に。なんか大げさじゃない」
マコちゃん「大げさくらいでちょうどいいの。手元にあると、絶対触っちゃうから」
モヤ子「たしかに。視界に入るだけで気になるもんね」
マコちゃん「でしょ。だから今日は、私が実際にやってる方法を4つ教えるね」
モヤ子「やった。お願いします、マコ先生」
マコちゃん「先生はやめて。でも、ちゃんとタイパよく集中できる方法だから期待してて」
集中力が続かない勉強を変える、マコちゃん流の環境設計
スマホを物理的に隔離して、触れない状態をつくる
まず最初に取り組むべきこと。それはスマホを物理的に遠ざけることです。集中力が続かない原因の多くは、スマホが手の届く場所にあること。だから、手の届かない状態を先につくります。
マコちゃん「モヤ子、勉強中のスマホってどこに置いてる」
モヤ子「えっと、机の上。すぐ手が届くとこ」
マコちゃん「それがダメなの。まず別の部屋に置いてきて」
モヤ子「別の部屋。取りに行くの面倒くさそう」
マコちゃん「その面倒くささが大事なの。取りに行くハードルが、抑止力になる」
なぜ別の部屋なのでしょうか。理由は単純です。視界に入らなければ、脳はスマホを意識しません。一方で、机の上にあると、画面が暗くても気になります。「通知来てないかな」と。この意識こそが集中を奪う正体なのです。
具体的な方法を挙げます。勉強を始める前、スマホを玄関に置く。あるいはタイマー付きの箱に入れる。鍵をかけられるボックスも市販されています。少し極端に思えるかもしれません。けれど、それくらいの仕組みが効くのです。
もし一人暮らしで別部屋がない場合。その時は引き出しの中へしまいます。さらに引き出しに輪ゴムを巻いておく。すると開けるのに一手間かかります。この一手間が、無意識のスマホいじりを止めてくれます。
もう少し工夫したい人へ。スマホの電源を完全に切る方法もあります。電源を切れば、再起動の手間が生まれます。その手間が、軽い気持ちで触ることを防ぎます。さらに、家族や同居人に預ける手もあります。「勉強が終わるまで返さないで」と頼むのです。人に預けると、自分一人では取り戻せません。これは強力な抑止になります。
モヤ子「人に預けるって、ちょっと恥ずかしいかも」
マコちゃん「最初はね。でも効果は抜群だよ。背に腹は代えられないでしょ」
モヤ子「たしかに。それで集中できるなら安いもんか」
マコちゃん「そうそう。プライドより結果。タイパで考えようよ」
ここで一つ、よくある失敗を紹介します。「ポケットに入れておけば大丈夫」という油断です。ポケットの中でも、振動を感じれば気になります。手を伸ばせば届く距離だと、誘惑は消えません。だから中途半端な距離はやめます。完全に手の届かない場所へ。これが鉄則です。
マコちゃん「最初はソワソワするよ。でも10分も経てば慣れるから」
モヤ子「ほんとに。私、5分でソワソワしそう」
マコちゃん「大丈夫。むしろ、ないと集中できる自分に驚くと思うよ」
大切なのは、意志の力に頼らないこと。「触らないぞ」と我慢するのは疲れます。だから、そもそも触れない状況をつくる。これがタイパよく集中する第一歩です。物理的隔離は、誰でも今日から始められます。お金もほとんどかかりません。まずはここから試してみてください。
効果を実感するコツも伝えておきます。隔離する前と後で、勉強量を比べてみてください。スマホを遠ざけた日は、明らかに進みが違います。その差を実感すると、続けたくなります。逆に、効果が見えないと挫折しがちです。だから、最初の数日は記録をつけます。「今日は何ページ進んだか」をメモする。小さな成果が、次のやる気につながります。
勉強そのものが頭に入らないと感じる時は、別の原因もあります。あわせて勉強が頭に入らない原因と解決策も読んでみてください。スマホ以外の要因が見つかるかもしれません。
時間を短く区切って、集中のリズムをつくる
次に大事なのが、時間の区切り方です。集中力が続かないなら、長時間やろうとしないこと。むしろ短く区切るほうが、結果的にはかどります。
モヤ子「でも、短く区切ったら勉強量が減らない」
マコちゃん「逆だよ。ダラダラ2時間より、集中した25分のほうが進むの」
モヤ子「25分。なんか中途半端な数字だね」
マコちゃん「これね、集中が続きやすい長さって言われてるの」
人間の集中力には限界があります。だらだら続けても、後半はほぼ上の空。それなら、最初から短い区切りで取り組むほうが効率的です。たとえば25分集中して5分休む。これを繰り返す方法が知られています。ポモドーロ・テクニックと呼ばれるやり方です。
このやり方の利点は二つあります。一つ目は、ゴールが近いこと。「あと25分だけ」と思えば、踏ん張れます。二つ目は、休憩が約束されていること。5分後に休めるとわかれば、スマホへの欲求も抑えられます。
マコちゃん「休憩の5分はね、スマホ触ってもいいことにしてる」
モヤ子「えっ、触っていいの。意外」
マコちゃん「禁止するとつらいでしょ。だから休憩中は解放するの」
モヤ子「なるほど。メリハリってことか」
ただし注意点があります。休憩中にSNSを見始めると、止まらなくなる。だから休憩もタイマーで管理します。5分鳴ったら、また机に戻る。この切り替えを徹底することが肝心です。タイマーは、スマホではなくキッチンタイマーがおすすめ。スマホを使うと、結局触ってしまうからです。
もう一つの利点を伝えておきます。短い区切りは、記録しやすいこと。「今日は4セットできた」と数えられます。達成感が目に見えると、続けやすくなります。逆に、漠然と2時間やると振り返りにくい。何が進んだのか曖昧になります。だから区切りは、進捗管理にも役立ちます。
モヤ子「セット数を数えるの、ゲームみたいで楽しそう」
マコちゃん「そうなの。私はカレンダーにシール貼ってる。地味だけど効くよ」
モヤ子「シール。なんか小学生の宿題みたい」
マコちゃん「いいじゃん。続けば何でもいいの。形から入っても大丈夫」
区切りの方法は、人によって合うものが違います。25分が基本とはいえ、絶対ではありません。50分集中して10分休む。そんな長めのリズムが合う人もいます。大事なのは、自分の集中の波を知ること。何分で気が散るのかを観察します。その限界の少し手前で休む。これが理想の区切りです。
最初は25分が長く感じるかもしれません。その時は15分から始めてもいい。慣れたら少しずつ延ばします。自分に合うリズムを見つけることが大切です。短く区切る習慣が、集中力を底上げしてくれます。資格の勉強が続かない人にも、この区切り方は効きます。資格の勉強が続かない悩みをタイパよく解決する方法もあわせてどうぞ。
通知をオフにして、気を散らす要因を断つ
三つ目は通知の管理です。スマホを別室に置いても、パソコンやタブレットで勉強する人は多い。その場合、通知が集中を邪魔します。だから通知そのものを止めます。
モヤ子「通知って、そんなに影響あるかな」
マコちゃん「あるよ。ピコンって鳴った瞬間、集中は切れるの」
モヤ子「たしかに、音が鳴ると気になっちゃう」
マコちゃん「一度切れた集中は、戻すのに時間がかかるんだよ」
研究でも、集中が途切れると元に戻るまで時間を要するとされています。たった一回の通知でも、影響は小さくありません。だから、勉強中は通知を完全にオフにします。具体的には、おやすみモードや集中モードを使います。スマホにもパソコンにも、こうした機能が備わっています。
設定の手順を紹介します。スマホなら、集中モードをオンにする。勉強用のモードを作っておくと便利です。許可する連絡先だけを設定できます。家族からの緊急連絡だけ通すこともできます。デジタルの健康については厚生労働省のe-ヘルスネットでも情報が公開されています。生活習慣を整えるヒントが得られます。
マコちゃん「私はね、勉強中は機内モードにすることもあるよ」
モヤ子「機内モード。徹底してるね」
マコちゃん「だって、つながってると気になるもん。完全に遮断が一番ラク」
モヤ子「ラク、っていう発想が新鮮」
マコちゃん「我慢するより、遮断するほうが疲れないの」
通知をオフにすると、最初は不安になります。「大事な連絡を逃すかも」と。けれど、本当に緊急の用事はめったにありません。多くの通知は、後で見ても問題ないものです。むしろ、すぐ反応しないことで気持ちが落ち着きます。常に画面を気にする生活から、少し距離を置けます。これは勉強だけでなく、心の余裕にもつながります。
モヤ子「通知を切ると、逆に落ち着くって不思議」
マコちゃん「でしょ。鳴るたびにビクッとする生活、疲れるもん」
モヤ子「言われてみれば、いつも何かに追われてる感じだった」
マコちゃん「それ、通知に振り回されてるんだよ。主導権を取り戻そう」
パソコンで作業する場合も同じです。使わないアプリやブラウザのタブは閉じます。SNSのタブを開きっぱなしにしない。これだけで誘惑が大きく減ります。ブラウザの拡張機能で、特定サイトをブロックする方法もあります。決まった時間だけSNSを開けなくする。こうした道具を使うのも賢い選択です。意志ではなく仕組みで守る。この考え方が、集中力を支えます。
通知の管理には、時間帯を決める工夫も有効です。たとえば、通知をチェックするのは1日3回だけ。朝、昼、夜と決めておきます。それ以外の時間は見ない。こうルール化すると、ダラダラ確認が減ります。連絡への対応も、まとめて処理できて効率的です。細切れに見るより、はるかにタイパがいいのです。
勉強専用の環境を整えて、スイッチを入りやすくする
最後は、場所と環境づくりです。同じ場所でいつも勉強する。すると、その場所が「勉強モード」のスイッチになります。逆に、ベッドやソファだと気が緩みます。
モヤ子「私、よくベッドで参考書開いてるかも」
マコちゃん「あー、それはもったいない。ベッドは眠る場所だから」
モヤ子「たしかに、横になると眠くなる」
マコちゃん「でしょ。脳が場所と行動を結びつけてるの」
環境づくりのコツを具体的に挙げます。まず、机の上を片付けること。視界に余計なものがあると気が散ります。勉強に必要なものだけを置きます。次に、明るさです。手元が暗いと集中が続きません。デスクライトを使うと効果的です。
マコちゃん「あと、音も大事だよ。私は無音だと逆に落ち着かない」
モヤ子「えっ、静かなほうがいいんじゃないの」
マコちゃん「人によるの。私は環境音とかカフェの音を流してる」
モヤ子「カフェの音。なんか集中できそう」
マコちゃん「歌詞のない音楽もいいよ。自分に合うのを探してみて」
音楽を流す場合、歌詞のあるものは避けます。言葉に意識が向いてしまうからです。歌詞のないBGMや自然音がおすすめです。ただし、音楽もスマホで流すと触りたくなる。だから専用のスピーカーを使うと安全です。
もう一つの工夫が、開始の儀式をつくること。たとえば、コーヒーを淹れてから始める。あるいは、机を拭いてから座る。決まった動作が、集中への合図になります。マコちゃん流は「タイマーをセットしたら開始」。この単純な合図が、迷いを消してくれます。図書館やカフェを使うのも一つの手です。家だと誘惑が多い人には、外の環境が向いています。場所を変えるだけで、集中力が戻ることもあります。社会人の勉強時間づくりには社会人の勉強時間の作り方も参考になります。
椅子と机の高さも、見落としがちな要素です。姿勢が悪いと、すぐに疲れてしまいます。疲れれば、集中も続きません。足が床にしっかり着く高さに調整します。背筋が伸びる椅子を選びます。体が楽だと、勉強への抵抗も減ります。小さなことですが、効果は大きいのです。
モヤ子「机と椅子まで気にしたことなかった」
マコちゃん「意外と大事なの。体がしんどいと、脳もしんどくなるから」
モヤ子「全部つながってるんだね」
マコちゃん「そうなの。だから環境を丸ごと整えると、一気に変わるよ」
温度や換気も忘れてはいけません。部屋が暑すぎると、頭がぼーっとします。寒すぎても集中できません。適度な室温を保ちます。ときどき窓を開けて空気を入れ替えます。新鮮な空気は、頭をすっきりさせます。眠気覚ましにも効果があります。
環境づくりは、一度整えれば長く効きます。毎回意志で頑張る必要がありません。仕組みが、あなたの集中を自動で支えてくれます。これがタイパよく勉強を進めるコツです。
まとめ
集中力が続かない勉強の悩み。今日はマコちゃんに相談しました。大事なのは、意志ではなく環境で勝つこと。そして仕組みで集中を支えることでした。
振り返ると、ポイントは四つありました。一つ目は、スマホを物理的に隔離すること。手の届かない場所に置くだけで効果があります。二つ目は、時間を短く区切ること。25分集中して5分休むリズムが有効でした。
三つ目は、通知をオフにすること。一度の通知でも集中は途切れます。だから、おやすみモードや機内モードで遮断します。四つ目は、勉強専用の環境を整えること。場所がスイッチになり、集中に入りやすくなります。
モヤ子「マコちゃん、なんだか希望が見えてきた」
マコちゃん「でしょ。全部、今日からできることばかりだよ」
モヤ子「意志が弱いんじゃなくて、仕組みがなかっただけなんだね」
マコちゃん「そう。だから自分を責めないで。仕組みを変えればいいだけ」
完璧を目指す必要はありません。まずは一つだけ試してみる。スマホを別室に置くことから始めてもいい。小さな一歩が、大きな変化につながります。集中できる自分は、環境づくりで手に入ります。やる気が続かない時は1年間やる気を保つコツものぞいてみてください。あなたの勉強が、少しでもはかどりますように。
よくある質問
スマホを別室に置いても、つい取りに行ってしまいます
取りに行く面倒くささを、もっと増やす工夫が有効です。たとえば、鍵付きのボックスにタイマーをかける。設定時間まで開かない箱が市販されています。それを使えば、物理的に取り出せません。また、勉強仲間と進捗を報告し合う方法もあります。人の目があると、サボりにくくなります。最初の数日が一番つらい時期です。けれど、慣れれば取りに行きたい欲求は薄れます。まずは一週間続けてみてください。
25分の集中も持ちません。短すぎる気がして不安です
25分が長いなら、もっと短くして大丈夫です。まずは10分から始めてみてください。10分なら、誰でも踏ん張れます。慣れてきたら15分、20分と延ばします。大切なのは、集中できた成功体験を積むこと。短くても「できた」と感じることが自信になります。逆に、長い時間に挑んで失敗するほうが危険です。「やっぱりダメだ」と落ち込んでしまいます。自分のペースで、少しずつ延ばしていきましょう。
勉強中、どうしても何かが気になって集中できません
気になることを紙に書き出す方法がおすすめです。勉強中に浮かぶ用事や心配ごと。それらを近くのメモ用紙に書き留めます。「あとでやる」と決めれば、頭から追い出せます。書き出すだけで、脳の負担が軽くなります。気になる対象がスマホの通知なら、通知をオフにします。気になる対象が雑音なら、耳栓やBGMを使います。原因を一つずつ取り除くことが大切です。完璧な無の状態を目指さなくて大丈夫です。少しずつ、集中しやすい環境に近づけていきましょう。